昨今、就職活動の場はオンラインがメインとなり、その影響で内定辞退が増加傾向にある。
株式会社スタジアムは学生を対象に、昨今の「内定受諾・辞退」に関する実態調査を実施した。また、内定辞退経験のある学生が登壇した「22卒採用を振り返るトークセッション」でのトーク内容を交え、調査結果を発表した。
調査結果は以下の通り。
内定辞退をした理由について尋ねたところ、「やりたい仕事内容をできないと判断した」と回答した学生が31.5%で最多であった。次いで「社風が自分に合わないと判断した」が24.1%、「面接官や社員の態度が悪かった」が9.3%と続く。
実際に内定辞退をした経験のある学生からは、「担当の面接官を一緒に仕事をしたくないと思った」「面接官が遅刻していたがお詫びの一言もなかった」「質問の仕方に圧迫感を感じた」などの理由が挙げられた。面接官の印象が内定辞退に繋がるケースも少なくないようだ。
就職先を決める上で重要視してることを尋ねたところ、33.3%の学生が「仕事のやりがい」と回答した。次いで「社員」が18.5%、「社風」が16.7%と続く。
また、内定辞退経験のある学生に内定受諾の決め手を尋ねたところ、「人」や「社風」、「突っ込んだ質問もさせてくれて、親身に相談に乗ってくれたこと」などが挙げられた。仕事内容ややりがいがマッチした上で、最終的には「この人たちと一緒に働きたい」と思えることが内定承諾の決め手となるようだ。
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人や社風の印象は内定承諾に大きく影響する。一方で、オンラインでの採用活動では人の情報などが不足しがちだ。面接官の研修を手厚くする、社員と学生が交流できる機会を増やすなど、学生に「この人と働きたい」と思われるような接点づくりを行う必要がありそうだ。
調査タイトル:「内定受諾・辞退」実態調査
調査対象:就職活動を経験した大学4年生
調査期間:2021年12月14日~2022年1月19日
調査方法:メール・SNSによる調査
調査地域:全国
提出数:有効回答74
実施機関:株式会社スタジアム
【参考URL】スタジアム、「オンライン就活時代における内定受諾・辞退の実態調査」を実施。内定辞退の理由は「仕事内容」「社風」