新卒社員の67.7%が65歳以降も働く必要を感じている、株式会社うるる調査

株式会社うるるは、同社が提供する電話代行サービス「fondesk(フォンデスク)」において、「働き方とキャリアプランについての大調査」を実施した。

調査結果は以下の通り。

新卒社員の67.7%が65歳以降も働く必要があると考えている

2022年4月に入社予定の新卒社員に、老後のために自分は65歳以降も働く必要があると感じるか尋ねたところ、合計で67.7%の人が「あると感じる」と回答した。

一方で、65歳以降も働き続けることに不安を感じるか尋ねると、63.9%の人が「不安を感じる」と回答した。定年退職後に職に就けない不安から、確固たるスキルを身につけたいと考えている新入社員も多いと分かった。

入社前から転職を考えている新入社員は60.6%

現時点で転職することを考えているか尋ねたところ、「教員が合って実際に転職活動をしている」と回答した人が11.6%、「興味があって現実的に考えている」と回答した人が17.6、「興味はあるが何もしていない」と回答した人が31.4%だった。合計で60.6%の新入社員が、入社前から転職を考えていることが分かる。理由としては「ライフプランに対して収入に不安がある」や「環境を変えることで専門性やスキルをより磨きたい」などが挙げられた。

時短勤務への関心は女性より男性の方が高い

入社を決めた理由について尋ねたところ、「在宅勤務制度」と回答した人は男性が10.0%、女性が8.3%だった。また「コアタイムありのフレックスタイム制度」と回答した人は男性が10.0%、女性が7.0%だった。

かつて「女性の社会進出」を目的として導入された制度に男性が関心を寄せていることから、新入社員の世代は男女共に「働く時間に融通が利く」環境下での仕事とプライベートの両立を大切にしていると考えられる。

詳細結果はコチラ

働くことへの考え方が変わるにつれて、新卒社員が新卒入社する企業に求めることも変わってくるだろう。採用担当者はこのことを念頭に置いて、採用の設計をしてみてはいかがだろうか。

調査概要

調査方法:WEBアンケート方式
調査期間:2022年3月4日~2022年3月8日
調査対象:
①「2022年4月新卒入社予定の学生」:
2022年3月に4年制大学・大学院を卒業予定/2022年4月から東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪で従業員数301名以上の企業で新卒の正社員として働く予定がある/未婚/22歳~24歳/学生/男女/421名
②「社会人歴2~5年目の若手社員」:
東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪で従業員数301名以上の企業に勤める/23歳~27歳/会社員/男女/425名
③「リタイアにリアリティを持つ55~65歳社員」:
東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪で従業員数301名以上の企業に勤める、または勤めていた/55~65歳/431名
④「企業の人事・総務担当社員」:
東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪で従業員数301名以上の企業に勤める/23歳以上/人事あるいは総務の担当者/438名
調査目的:企業の制度やキャリア意向について調査
委託会社:株式会社ジャストシステム

【参考URL】2022年新卒は働き方を“自分で選びたい”「働き方ビュッフェ世代」 約7割が入社以前から「65歳以降も働く必要がある」と回答