コロナ化をきっかけにテレワークが普及し始めてから、約2年が経つ。今年新卒入社した22卒の新入社員は、大学3年生時からオンラインでの授業や就活を経験しており、テレワークへの順応性の高さが期待されている。
株式会社ライボは同社が運営する「Job総研」において、22卒の新社会人を対象とした「新社会人 テレワーク実態調査」を実施した。
調査概要は以下の通り。
テレワークの実施率を調査したところ、79.8%の新社会人が「テレワークを実施している」と回答した。
想定している実施頻度としては「週に数回」が49.4%で最多だった。次いで「フルリモート」が25.9%、「月に数回」が17.6%、「年に数回」が7.1%と続く。
また、入社当日の勤務形態について尋ねたところ、「出社」と回答した人が60.5%で多数派だった。
就活の企業選定でテレワークをどの程度重視していたか尋ねたところ、「こだわっていなかった」と回答した人が59.6%で最多だった。「低めの希望条件だった」と回答した人を合わせると、新卒社員の68.4%が企業選びの際にテレワークを重視していなかった結果となる。
「重視する」と回答した理由として最も多かったのは、「通勤コストの負担がなくなるため」で43.0%だった。次いで「生産性がアップするため」が17.7%、「コロナ感染のリスクを減らすため」が16.5%と続く。
テレワークの満足度を尋ねたところ、「満足」が36.8%、「やや満足」が34.2%と、合計で71.0%の新社会人がテレワークに満足している結果となった。また、テレワークの賛否については「賛成」または「やや賛成」と回答した人が合計で95.6%で、反対派はわずか4.4%に留まった。
一方で、現代の働き方においてオフィスは必要だと思うか尋ねたところ、「必要」と回答した人は30.7%、「どちらかといえば必要」と回答した人は45.6%だった。合計で76.3%の新社会人が、テレワークの浸透する現代でもオフィスの必要性を感じていると分かった。
詳細結果はコチラ
新社会人はかなりテレワークに好意的でありつつも、オフィスに出社するメリットも感じているようだ。
調査地域:全国
調査対象者:社会人男女
回答者条件:2022年4月入社の新入社員、20人~1000人以上規模の会社に所属
サンプル数:114人
調査期間:2022年3月23日~2022年3月28日
【参考URL】Job総研による『新社会人 テレワーク実態調査』を実施 実施率8割も働き方二分化 ハイブリッドワークにオフィスの要否は