離職している看護師が復職しない理由の35.3%は「感染への心配」、レバレジーズメディカルケア株式会社調査

コロナ禍も3年目となり、看護や医療業界の労働環境では「withコロナ」や「感染対策」が必要不可欠となっている。また収束がみえない中、医療への負担が大きくなったことにより人材不足などの課題が顕著に現れている。

レバレジーズメディカルケア株式会社は、同社が運営する看護業界に特化した人材サービス「看護のお仕事」において、看護師の就労への意識に関する調査を行った。

調査結果は以下の通り。

看護師の勤務先は多様化し、コロナ関連の職場が増加

現職看護師に現在どのような施設で働いているか尋ねたところ、「病院(病棟)」が29.5%で最多となった。次に「その他」が23.0%、「クリニック」が16.4%と続く。「その他」の内訳には保健所や保育園など多様な回答がみられた中、新型コロナウイルスに関連したワクチン接種会場やPCRセンターなどの回答も多くあった。

現職看護師が勤務先に抱える不満・不安は「感染予防対策」が最多

現職看護師にコロナ禍の影響で勤め先に不満や不安を感じたことがあるか尋ねたところ、72.7%の人が「不満・不安に感じたことがある」と回答した。また不満や不安に感じる原因は「感染予防対策」と回答した人が54.3%で最多となった。コロナ禍による疲労としては、「精神的な疲労」が「肉体的な疲労」を9.9ポイント上回る結果となった。

転職を考える理由は「給与への不満」と「忙しい・負担が大きいから」

現職看護師に転職を考えているか尋ねたところ、「今まさに考えている」と回答した人は17.7%となった。しかし、期間を問わず転職を検討している人を合計すると、58.9%と半数を上回った。転職を考えた動機については「給与への不満」と「忙しすぎる・負担が大きい」が突出した。長く続くコロナ禍で増える負担に、看護師が給与面の待遇改善や業務における負担の軽減を求めていることが分かった。

離職している看護師が今は復職しない理由、「感染への心配」が35.3%

離職中の看護師にコロナ禍において復職についてどう考えているか尋ねたところ、40.7%が「復職したほうがいいのではないかと思っている」と回答し、「今は復職したくない」の回答を10.6ポイント上回った。

さらに「今は復職したくない」と回答した人に理由を尋ねたところ、「感染が心配だから」が35.3%で最多となった。次に「子育てや親の介護」と「他にやりたいことがある」が14.7%と同率で続いた。

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今回の調査では、復職した方が良いと考える看護師も多い一方で、感染への不安から復職を懸念していることがわかった。看護師は慢性的に人手不足となっており、求人件数もコロナ禍以降増え続けている。感染予防対策の強化や、更なる待遇の改善などの解決策が必要となっていく。

調査概要

調査対象:看護師1018名(現職看護師 905名、現在休職中・離職中看護師有資格者113名)
調査会社:レバレジーズ株式会社
集計期間:2022年3月31日~2022年4月7日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:1018名

【参考記事】離職・休職中の看護師「今は復職しない理由」、約4割が「感染への心配」