今後副業・兼業をしたい人は85.5% 本業の賃金を補填、株式会社ライボ調査

コロナ禍をきっかけに人々の働き方に関する意識が変化し、副業や兼業を考える人が増えてきている。

株式会社ライボは同社の運営する調査機関「Job総研」において、社会人男女を対象に「2023年 副業・兼業の実態調査」を実施した。

調査結果は以下の通り。

今後副業・兼業をしたい人は85.5%

現在副業をしているかどうか尋ねたところ、「はい」と回答した人は22.6%だった。

一方で、今後副業・兼業をしたいと思うか尋ねたところ、「思う」と回答した人が55.1%、「どちらかといえば思う」と回答した人が30.4%だった。合計で85.5%の人が副業・兼業に興味を持っていることが分かる。

副業人材は2018年から約2倍に増加

現在副業をしていると回答した人に2018年~2022年で副業していた期間を尋ねたところ、年々増加していることが分かった。2018年時点では35.5%だったのが、2022年には72.4%と2倍となっている。

また、今年副業・兼業を始めたいか尋ねたところ、65.8%の人が「始めたい」「どちらかといえば始めたい」と回答した。

副業を始めたきっかけは「テレワーク」が43.4%で最多

現在副業をしている人に始めたきっかけを尋ねたところ、「テレワークで始めやすくなったから」が43.4%と最多だった。次いで「法改正で副業が認められはじめたから」が36.8%、「老後のための資金が心配になったから」が39.5%、「本業の収入だけでは生活が厳しいから」が25.0%と続く。

テレワークの普及や企業・政府による副業環境の整備により、副業開始の後押しを受けた人が多いと分かった。一方で金銭面での不安を理由に挙げる人も多く、本業だけでも十分に生活できるよう賃上げに取り組む必要もありそうだ。

詳細結果はコチラ

調査概要

調査対象者:全国 / 男女 / 20~50代
調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人、20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間:2023年2月15日~2023年2月21日
有効回答数:336人
調査方法:インターネット調査

【参考URL】Job総研による『2023年 副業・兼業の実態調査』を実施 今後始める8割 本業で賃金上がらず 月2万円を副業で補填