働く人の72.2%が仕事よりプライベートを重視するも現実とのギャップが顕著、株式会社ライボ調査

昨今、働き方改革が推進され働き方が多様化する中で、ワークライフバランスを重要視する人は多い。

株式会社ライボは、同社が運営する調査サービス「Job総研」において、社会人796人に対しワークライフバランスの実態に関する調査を行った。

調査結果は以下の通り。

ワークライフバランスの理想は「プライベート重視」が72.2%

回答者にワークライフバランスの理想を尋ねたところ、72.2%の人が「プライベートを重視」または「どちらかといえばプライベートを重視」と回答した。一方で現実のワークライフバランスはどうであるかを尋ねると、57.5%の人が「仕事を重視」または「どちらかといえば仕事を重視」と回答し、理想と現実にギャップがあることがわかった。

ワークライフのバランスによる影響は「仕事のモチベーション」が73.0%で最多

ワークライフバランスがどのようなことに影響しているか尋ねたところ、「仕事のモチベーション」が73.0%で最多であった。次いで、「メンタル面」が68.0%、「体力面」が48.9%、「スキルアップ」が38.4%と続く。
また転職時に「プライベートな時間の確保」をどのくらい重要視するか尋ねたところ、95.0%の人が「とても重視する」、「重視する」または「どちらかといえば重視する」と回答し、ワークライフバランスの充実度が仕事選びに大きく影響することがわかった。

毎月の残業時間は「10時間未満」が26.8%で最多 

現職での毎月の残業時間を尋ねたところ、「1〜10時間未満」が26.8%で最多であった。次いで「10〜20時間未満」が19.6%、「0時間」が16.1%と続く。
また働き方別で見ると、残業時間が「30時間未満」であるとの回答は「フル出社」で働く人が82.2%で最多であった。「30時間以上」の回答は「フルリモート」で働く人が31.3%で最多であり、リモート勤務の人のほうが残業時間が多い傾向にあることがわかった。

詳細結果はコチラ

今回の調査で、多くの人がワークライフバランスを求めながらも、現実では仕事の比重が大きくなっておりギャップを感じていることがわかった。また、転職の際にもプライベートな時間の確保を重要視することが明らかとなった。企業は求職者に対しこうしたギャップを埋められることをアピールすることが人材を確保する上で重要になってくるだろう。

調査概要

調査対象者 :全国/男女/20~50代
調査条件  :1年以内~10年以上勤務している社会人
       20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間  :2023年4月14日~2023年4月17日
有効回答数 :796人
調査方法  :インターネット調査

【参考URL】Job総研による『2023年 ワークライフ実態調査』を実施 理想はプライベート重視7割 実際は仕事に偏りギャップ顕著