厚生労働省後援「第12回日本HRチャレンジ大賞」受賞企業が決定

ProFuture株式会社は2023年6月15日に「第12回日本HRチャレンジ大賞」の受賞企業を発表した。「日本HRチャレンジ大賞」は、人材領域で優れた新しい取り組みを積極的に行っている企業を表彰する賞である。日本HRチャレンジ大賞実行委員会が主催し、厚生労働省、中小企業基盤整備機構などが後援する。日本社会の活性化促進を目的とし、経営層や人事部門等が人材領域で積極的にチャレンジしている企業が17社表彰された。

大賞は小田急電鉄株式会社が受賞した。年度計画の策定を所属員全員参加型で行う「未来創造会議」をはじめとし、社員同士の対話の機会を多く設けたことが高く評価された。また新規事業のアイデア公募制により実際に新規事業4件が事業化するなど、 挑戦を引き出す制度を構築している点も賞賛された。

人材サービス優秀賞(採用部門)を受賞したのは株式会社ROXXである。株式会社ROXXは採用候補者の経歴や評価を過去にその人と働いたことのある第三者から取得できるオンライン完結型のリファレンスチェックサービス「back check」を運営しており、採用リスクを最小化し即戦力の採用を可能とする点が評価された。

そのほか、奨励賞はThinkings株式会社など6組が受賞した。Thinkings株式会社は学生と向き合う採用を推進する「採用を、変えよう。プロジェクト」を推進した。このプロジェクトにはHRサービス企業20社が参加し、HRテクノロジーを活用した企業の取り組みに関する記事の公開や、「学生と向き合う採用」というテーマに沿ったフォーラムが開催された。テクノロジーの活用と今の学生の特性という二方向から情報提供し、採用における真のマッチングの実現に寄与する取り組みであると賞賛された。 

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今回のアワードでは、社員の多様なキャリアの実現や自己成長に貢献している企業や、新たなテクノロジーを使って採用などの人事業務を効率化している企業、また新たな雇用機会を創出する取り組みをしている企業が高く評価された。来年はどんな企業が受賞するのか注目だ。

【参考URL】厚生労働省後援「第12回 日本HRチャレンジ大賞」 授賞企業決定!