25卒採用では48%の企業が「広報解禁日より前に内定出し開始」、株式会社ジェイック調査

近年、新卒採用における採用スケジュールの早期化が顕著になっている。さらに昨年6月の「三省合意」の改正により25年卒からインターンシップと採用が連携可能になったため、インターンシップでの選考の実施を検討する企業が増えている。

株式会社ジェイックは、企業の人事責任者・担当者を対象に25卒採用活動に関するアンケートを行った。

調査結果は以下の通り。

25卒、48%の企業が採用広報解禁の3月1日より前に「内定出し開始予定」

25卒採用における内定出しの開始時期を尋ねたところ、「2024年3~5月」が42.9%で最多であった。次いで「2024年1~2月」が24.1%、「2023年10~12月」が15.8%と続く。就活広報が解禁となる2024年3月より前に内定出しを開始する企業は合わせて48%にのぼり、選考スケジュールの早期化が伺える。

25卒、67.7%の企業が採用広報解禁の3月1日より前に「選考開始予定」

25卒採用における選考開始時期を尋ねたところ、「2024年3~5月」と「2024年1~2月」が同率で30.1%と最多であった。次いで「2023年10~12月」が27.1%、「2023年6~9月」が6.0%と続く。就活広報が解禁となる2024年3月より前に選考を開始予定の企業は合わせて67.7%であった。

71.4%の企業が「インターン実施予定」

25卒のインターンシップ開始時期を尋ねたところ、「2023年6~9月」が57.1%で最多であった。インターンシップを実施すると回答した人事担当者は合計で71.4%にのぼった。

またインターンシップにおける選考の実施を予定しているか尋ねたところ、38.9%の人事担当者が「インターンシップにて選考を実施する予定である」と回答した。ルール変更を受け、インターンシップを選考に活用する姿勢を見せる企業が多いようだ。

詳細結果はコチラ

三省合意の改正により、25卒の採用ではインターンシップのあり方や活用方法が大きく変わりそうだ。それに伴い選考の早期化がさらに進んでいくだろう。

調査概要

調査名称:25卒採用活動に関するアンケート
調査対象:上場および非上場企業の人事責任者・担当者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
提出数 :有効回答133件
調査期間:2023年5月10日~2023年6月13日

【参考URL】25卒採用活動、広報解禁日より前に「内定出し開始予定」の企業が約半数