学生の選考・内定辞退率が高いのは「説明会」と「内定後」、株式会社インタツアー調査

少子化などにより新卒採用は売り手市場が続いている。複数の企業から内定をもらう学生も多く、必然的に内定辞退も発生しやすくなっている。

株式会社インタツアーは、24卒学生を対象に選考辞退・内定承諾に関する調査を行った。

調査結果は以下の通り。

説明会後の辞退は73.4% 理由は「自分に合う企業ではなかった」が最多

志望企業の説明会に参加後、選考を辞退したことはあるかを尋ねたところ、73.4%が「ある」と回答した。辞退をした理由をを尋ねたところ、「自分に合う企業ではなかった」が58.5%で最多であった。次いで「情報収集目的で参加した」が31.0%、「社員や社長・役員の印象が悪かった」が29.2%と続く。

1次選考後の辞退は41.8% 辞退理由は「自分が働くイメージができない」が多数

志望企業の1次選考後、選考を辞退したことがあるかを尋ねたところ、41.8%が「ある」と回答した。辞退をした理由をを尋ねたところ、「自分が働くイメージができなかった」が45.6%で最多であった。次いで「とりあえずエントリーしただけ」が24.1%、「他の企業と選考の日程が被った」が21.0%と続く。

最終選考後の辞退は29.2% 辞退理由は「志望度の高い企業から内定をもらった」

志望企業の最終選考後、選考を辞退したことがあるかを尋ねたところ、29.2%が「ある」と回答した。辞退をした理由をを尋ねたところ、「志望度の高い企業から内定をもらった」が73.5%で最多であった。次いで「会社の雰囲気がマッチしていなかった」が25.7%、「連絡が遅かった/しにくかった」が8.8%と続く。

内定後の辞退は55.8% 辞退理由は「本命企業ではなかった」が最多

内定辞退をしたことがあるかを尋ねたところ、55.8%が「ある」と回答した。辞退をした理由をを尋ねたところ、「本命企業ではなかった」が54.2%で最多であった。次いで「福利厚生が他社のほうがよかった」が27.3%、「希望している勤務地ではなかった」が23.1%と続く。

詳細結果はコチラ

今回の調査では、学生が選考辞退や内定辞退をする理由は選考ステップごとに異なることがわかった。「自分が働くイメージができなかった」という理由で辞退が発生しやすい一次選考前後にキャリア相談や社員との交流の場を設けるなど、各ステップごとに適切なフォローをすることが必要になってくるだろう。

調査概要

調査機関:株式会社インタツアー
調査対象者:24卒大学生
調査母数:8,873名(文系学生7,893名、理系学生980名)
回答数:466名
調査方法:『インタツアー』マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
調査期間:2023年9月1日~2023年9月10日

【参考URL】【24卒 選考辞退・内定承諾についての調査】学生の内定辞退率が高いのは「説明会」と「内定後」! 多い辞退理由・承諾理由とは?