少子高齢化が進むにつれ、若い世代の採用の難易度は必然的に上がっている。株式会社学情の「経験者(中途)採用における採用対象に関する調査」では「特に採用したい年齢層」として63.5%の企業が「20代」を挙げており、企業間での人材獲得競争が激化していることが伺える。そんな中で採用を成功させるには、デジタルネイティブ時代である20代の特徴を把握し、適切なアプローチをすることが重要だ。
株式会社リソースクリエイションは、中途の求職者で20代の男女599名を対象に、「転職活動におけるSNS利用の実態調査」を実施した。
調査結果は以下の通り。
会社を決める上で、何を最重要視するか尋ねたところ、「働いている人/社風」が85.8%で最多であった。次いで「仕事のやりがい」が76.1%、「給与」が51.4%と続く。
企業のSNSアカウントは必要だと思うか尋ねたところ、86.8%が「必要だ」と回答した。SNSが必要な理由として主に「HPよりも雰囲気が伝わりやすい」「働くイメージが沸きやすい」「会社の素がわかるから」などが挙げられた。
転職活動を進めるうえでSNSで社名を検索したか尋ねたところ、85.0%が「検索をした」と回答した。検索に使用したSNSの内訳は、「Instagram」が70.6%で最多であった。次いで「Tik Tok」が52.9%、「YouTube」が24.4%と続く。
詳細結果はコチラ
今回の調査では、20代の求職者は会社の雰囲気を最重要視し、InstagramなどのSNSで積極的に情報収集をしていると分かった。求職者をひきつけるには、採用サイトなどから伝わりにくい社員の雰囲気をSNSで発信することが重要となりそうだ。
調査機関:株式会社リソースクリエイション調査
調査方法:WEB上でのアンケート
調査期間:2022年11月28日~2023年10月19日
調査対象:中途採用における20代の求職者599名