はたらく人の48.2%が「仕事やはたらき方の自己決定を意識している」、パーソルホールディングス株式会社調査

出典元:パーソルホールディングス株式会社

キャリア自律の考え方が浸透してきた昨今だが、キャリア選択の機会に自分自身の「仕事」や「働き方」の在り方を意識し、実現に向けて主体的に行動できる人は多くはない。

パーソルホールディングス株式会社は、全国の男女800人に対し「キャリアオーナーシップに関する実態調査」を実施した。

キャリアオーナーシップとは

一般的には「個人が自分の『キャリア』に対して主体性(=オーナーシップ)を持って取り組む意識と行動」のこと

調査概要は以下の通り。

約半数が「仕事やはたらき方を自らの意志で決めることを意識している」

「自分の仕事やはたらき方を自らの意志で決めることを意識していますか」と尋ねたところ、「意識している」が22.5%、「やや意識している」が25.7%と、約半数の人が意識していることが分かった。

出典元:パーソルホールディングス株式会社

「はたらき方」を自己決定できた層は仕事への満足度が高い

「仕事内容」を自己決定できた層と、「はたらき方」を自己決定できた層に仕事への満足度について該当するものを尋ねた。「はたらき方」を自己決定できた層は「総合的に今の仕事に満足している」「仕事にやりがいを感じてきた」に対してのスコアが高く、仕事への満足度が高い傾向にあることが分かった。

出典元:パーソルホールディングス株式会社

キャリアオーナーシップの発揮には周囲の支援が重要

「仕事内容」を自己決定できた層に、自己決定ができた理由を選んでもらったところ、1位に「希望する仕事についての知識・能力・経験」が挙がった。次いで「自身の考えや意見を自由に言いあえる風通しのよい風土」や「勤務先内の上司の理解や柔軟性」など、社内風土に関する項目も上位に挙がった。キャリアオーナーシップの発揮には、本人の仕事への意欲や素養に加えて、社内・周囲の支援も重要ということが伺える。

詳細結果はコチラ

今回の調査結果では、自分で決める自己決定の意識を持つ人は、仕事への満足度が高く、仕事が好きで熱心に取り組む傾向があることが分かった。またこれに関連して、パーソルホールディングス株式会社はYouTubeチャンネル「キャリアコンパス」を開設した。同チャンネルでは「“はたらく”を一緒に考える」をテーマに、キャリアパスや働き方について、パーソルグループが保有するデータを元にした情報発信を行っていく。この取り組みを通して、人々が主体的なキャリアそして人生を選択できる、キャリアオーナーシップあふれる社会の創造を目指す。

調査概要

調査名:「キャリアオーナーシップに関する実態調査」
調査手法:調査会社モニターを用いたインターネット定量調査
調査時期:2023年11月11日~2023年11月13日
調査対象:全国 男女20~59歳 正社員(コンサルティング・調査業界は除く)
サンプル数:800人(20代から50代までの男女それぞれ100人ずつ)

【参考URL】【パーソルホールディングス】キャリアオーナーシップ実態調査を実施「自分で決める意識の醸成」と「周囲の支援」が発揮のカギ~はたらき方を決められた層は、仕事満足度が高い~