近年の人手不足問題の要因の1つに、求職者の希望・能力と求人条件のミスマッチがあげられる。総務省統計局の労働力調査(2022年)によると、求職者の66%が仕事内容や勤務時間・給与等の条件が合わず仕事が見つからないと回答している。
こうした流れを受け、株式会社HR Forceは2024年3月25日、求人広告運用ツール「Recruiting Cloud」の2つのメイン機能を大幅アップデートした。
「Recruiting Cloud」は、採用要件に合わせて求人を最適化し、求人検索エンジンを含む150以上の提携求人ネットワークに求人を自動で掲載するサービスである。今回の大幅アップデートで求人情報に新たなカテゴリや項目が追加され、求人に記載可能な情報量が従来の約5.3倍に増加した。これにより、連携求人のフォーマットごとに掲載情報をカスタマイズができるようになり、求職者の属性に合わせたより細かいターゲティング配信が可能となった。
また、企業側で入力した求人情報がより求職者に伝わりやすくなるよう、サイトのUI変更を実施した。この変更によって視認性・検索性が向上し、求職者が求人ページから離脱するのを防ぐことができる。
今後について同社は、「『テクノロジーで“働く”を変えていく』というビジョンの元、求職者と企業のマッチングを促進し、企業の人手不足解消を実現して参ります」とコメントしている。同サービスのアップデートは、企業の採用ミスマッチ防止や採用力の強化に期待ができそうだ。