株式会社マイナビは、「2024年10月の最低賃金改定(1,055円)に関する調査レポート」の結果を発表した。
調査結果は以下の通り。
2024年10月の最低賃金改定に納得しているかアルバイト就業者に尋ねたところ、「納得している」と回答した割合は「納得している」「どちらかといえば、納得している」合わせて39.5%と4割以下にとどまった。
またアルバイト就業者の現在の時給の平均は「1,192円」であった。一方で適正だと思う最低賃金の平均は「1,297円」であり、現在の時給と適正だと思う時給に100円以上のギャップがあると明らかになった。
アルバイトを雇用している企業に、最低賃金を改定したか尋ねたところ、66.9%が「最低賃金を下回ったため、最低賃金額まで/最低賃金額を超えて賃上げした」と回答した。
アルバイトを雇用している企業に2024年11月時点の最低賃金の負担感を聞いたところ、「負担に感じている」と回答した割合は53.3%であった。業種別に「負担に感じている」と答えた割合をみると、「飲食・宿泊」および「小売」が特に高く、6割を超えた。
詳細結果はコチラ
賃上げを負担に感じる企業が多い一方で、アルバイト就業者の多くは現在の時給を適正だと思っていないことがわかりました。業務効率化によるコストカットや一人ひとりの生産性アップなど、賃上げや採用を続けるためには様々な要素について検討していく必要がありそうです。
・調査方法:インターネット調査
・対象者(個人):473名
全国の15-69歳の男女(中学生を除く)のうち、2024年11月時点でパート・アルバイトの仕事で働く人(2024年9月~10月の2か月間に非正規雇用の仕事を探した人)
・対象者(企業):769社
従業員数10名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、自社の非正規雇用労働者の採用方針について把握しており、パート・アルバイトを雇用しているとした人(2024年9月~10月の2か月間に採用活動を行った又は新規採用を行った人)
・実施期間:2024年11月1日~2024年11月6日
・調査主体:株式会社マイナビ(アンケートモニター提供元:外部調査会社)