転職につながる職場の不満を、勤続年数・性年代・業種別に分析!職場環境に関する意識調査 2019年度

株式会社イー・クオーレは、全国の有職者を対象にした「職場環境に関する意識調査 2019年度」を実施しました。勤続年数・性年代・上司の年代別に分析を行い、それぞれの違いを明らかにしています。

今の職場に「満足していない」「どちらともいえない」が約60%

「今の職場に満足しているか」という質問では、「満足していない」「どちらともいえない」と回答した人が約60%。多くの人が今の職場に対して満足していないことが見て取れます。

それに関連し、「今の職場で働き続けたいか」の質問では、年代・性別ごとに見ると「働き続けたいと思わない」「どちらともいえない」という回答が、男女ともに20代が最も多い結果になりました。

同質問に関して勤続年数別で見ると、勤続7~9年目が最も多く、若手社員や中堅社員の転職ニーズが高いと考えられます。

「働き続けたいと思わない」理由の1位は「給料・福利厚生」

「働き続けたいと思わない」と回答した理由を勤続年数別で見ると、共通して最も多かったのが「給料や福利厚生が良くない」でした。

それに次ぐ理由として、勤続3年以下の社員で多かったのが「やりたいことと仕事内容にギャップを感じている」、4~6年目は「休日や残業等の待遇の悪さ」、7~9年目は「休日や残業等の待遇や業務の割り振りに不満」、10年以上になると「評価に対する不満」が出てきています。

業種別で見る「働き続けたいと思わない」理由

「ギスギスしている」「威圧的な人がいる」などの職場の人間関係に関連した理由で見ると、メーカー【機械・電気】が最も高い結果になっています。「自分のやりたい事とは違うと感じる」仕事そのものに対する理由で見ると、金融・保険業が高いことがわかります。

今回の調査で、現在の職場環境に半数以上が満足していないという驚きの結果が出ましたが、年代や勤続年数、業種別で見ると、その理由がそれぞれ異なることがわかりました。求職者の転職ニーズを読み解く参考にしてみてはいかがでしょうか。

職場の環境に関する実態把握調査 概要

・調査方法:インターネット調査
・調査日:2019年6月12日(水)~ 2019年6月14日(金)
・調査人数:800人(20・30・40・50代の男女各100名)
・調査対象:全国の男女、20~50代(「会社員/公務員/契約社員・派遣社員」のいずれかに当てはまる方)

【参考URL】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000046627.html