内定者の4 割近くは「入社後に活躍できる自信がない」、ディスコ調査

株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、今春入社者(調査当時は予定者)に、内定時の10月から入社までの半年間の入社までのフォローアップについての考えを尋ねました。

入社直前の心境

入社を間近に控えた心境を尋ねてみたところ、入社予定企業への迷いや不安については、7 割強が「ない」 と回答しました(計 74.2%)。しかし残りの 2 割強は入社直前にもかかわらず、迷いや不安を感じていることが分かります。

入社意欲については 3 割強(計 30.9%)が、内定取得時よりも下がっていました。また、4 割近くは「入社後に活躍できる自信がない」と回答するなど、企業には、内定者が安心して入社を迎えられるような工夫が求められます。

内定期間中の不安

内定期間中の不安について尋ねると、「不安を感じた」と回答した学生は 9 割超に上りました(91.1%)。

具体的には、「仕事についていけるか」が最も多く(62.4%)、次いで「入社後、人間関係がスムーズにいくか」(61.5%)、「社会人の生活リズムに慣れるか」(60.2%)が僅差で続きます。学生から社会人へという立場の変化を前に、 不安が増していることがうかがえます。

内定後に受けたフォロー

入社予定企業から内定期間中に受けたフォローの内容を尋ねたところ、最も多いのは「内定式」(78.5%)でした。

実際に受けたフォローのうち入社意欲が高まったものを回答してもらったところ、入社意欲向上への寄与度が高いのは「社員との懇談会」や「内定式」、「人事担当者との懇談会」など対面で行われたものでした。特に「社員との懇談会」は参加した学生の多くが、入社意欲が高まったと回答しました。

内定後にどのくらいのペースでフォローを受けたかを尋ねると、最も多いのは「1 カ月に 1 回程度(毎月)」で 3 割強(34.7%)。次いで「2 カ月に 1 回程度(隔月)」24.6%、「3 カ月に 1 回程度」23.1%の順でした。

【調査概要】
■サンプリング : キャリタス就活2019 学生モニター
調査対象 : 2019年3月卒業の大学4年生のうち、就職先企業が決まった人
回答者数 : 906人(文系男子 266人、文系女子 291人、理系男子 213人、理系女子 136人)
調査方法 : インターネット調査法

【参考URL】調査データで⾒る「入社に向けた内定者フォロー」