株式会社マイナビが「新型コロナウイルスに関する企業の新卒採用への影響調査」の結果を発表

株式会社マイナビ(東京都千代田区)は、「新型コロナウイルスに関する企業の新卒採用への影響調査」を実施し、結果を発表しました。

80%以上の企業が採用人数据え置き

新型コロナウイルスの感染拡大によって採用予定数を変更するか調査した結果、82.6%の企業が「当初の予定通り」と回答しました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、
当初の予定から採用予定数を変更するか

東京都を本社に置く企業では75.0%と、全国平均より7.6%少ないですが、概ね予定通りの採用が実施されるといえます。「減らす」という回答はいずれのエリアでも1割未満でしたが、「未定(検討中含む)」が全体の12.1%となっているため、今後の状況次第では予定が変化する可能性もあります。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、
当初の予定から採用予定数を変更するか(都道府県別)

5月下旬には対面での採用活動を実施予定

採用活動の各フェーズにおける実施時期に関して、対面で実施する「個別説明会」・「面接(個人)」・「面接(グループ)」はいずれも5月下旬の実施予定の割合が最も高く、「内々定出し」は6月上旬が最も高い結果となりました。

「個別会社説明会(対面)」は3月に実施している企業も多く見られましたが、4月に一度減少、5月以降に改めて増加している傾向から、外出自粛要請後に改めて学生へ企業情報を発信する機会を設けることを検討している企業が多いことが分かります。

採用活動を行う時期すべて(複数選択)

また、政府による緊急事態宣言受け、採用担当者自身の勤務状況の調査では、全体の24.2%が在宅ワークを実施していることが分かりました。

採用担当者の勤務状況

特に上場企業や東京都で実施割合が高く、採用担当者自身の勤務環境が実施できる採用活動の内容に影響を及ぼしています。

採用担当者の勤務状況(都道府県別)

5月下旬に対面での説明会、面接を予定している企業が多い中、外出自粛が長引く恐れもあるため、今後の採用活動の動きが変わる可能性があります。

新型コロナウイルスに関する企業の新卒採用への影響調査概要

調査期間:2020年4月9日(木)~4月13日(月)

調査方法:

・2020年2~3月実施の「2021年卒 企業新卒採用予定調査」を回答した企業への案内

・採用・研修担当者のための新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」会員へのメールマガジン

・マイナビ2021利用企業担当者へのメールマガジン

・同社営業担当より各企業への案内

有効回答数:1,926社

【参考URL】マイナビ、「新型コロナウイルスに関する企業の新卒採用への影響調査」を発表