キャリアデザインセンター、IT派遣事業で売上高が前年同期比14.8%増

株式会社キャリアデザインセンターは2020年11月11日、2020年9月期の売上高が昨対比で9%減の110億円であったと発表した。

求人メディア「type」などのメディア情報事業では、新型コロナウイルスの影響で同社の主催するイベントなどを4月以降中止したため売上高が計画を大幅に下回った。「type」「女の転職type」では登録者ならびに応募者獲得は順調に推移しているものの、広告宣伝費の削減により売上高は前年同期比29.7%減の35.9億円となった。

人材紹介事業の売上高は前年同期比7.4%減の23.8億円。減少の原因として、求人企業の採用抑制により競合他社との競争が激化したためと考えられる。

一方、IT派遣事業では派遣スタッフを在宅勤務に切り替えられ売上高の減少を抑えられた。その結果、今年4月に施行された同一労働・同一賃金で派遣社員の時給が底上げされたことも影響し、売上高は計画を上回り前年同期比14.8%増の45.3億円となった。

【参考URL】2020年9月期  決算短信〔日本基準〕(連結)