株式会社スタジアム、株式会社Adansonsと共同で仙台市の地域経済の持続的な発展を目的とした「オンライン面接システムにおける 就活生向けAI評価」プロジェクトに参画

昨今、新型コロナウイルスの影響でオンライン面接システムを導入する企業が増加し、就職・採用活動のオンライン化が進んでいる。しかしインタビュー調査によると、オンライン面接を受ける学生は非対面のため自らの発言が理解されているかなど、面接官の心象の機微がわかりづらく次回の面接準備が行いにくいなどの課題を抱えていることが分かった。

株式会社スタジアムは「SENDAI X-TECH Innovation Project 2020」における「ニューノーマル時代のビジネス共創プログラム」の取り組みとして、国立大学法人東北大学発のAIスタートアップである株式会社Adonsonsと共同で「オンライン面接システムにおける就活生向けAI評価」に関するプロジェクトを開始した。オンライン面接での「表情」「うなずき」「発話量」などから、学生と面接官の相互理解がなされたかをAIが評価し、学生にフィードバックするシステムを構築する。さらに実際の面接に導入し、学生が抱える課題の解決に寄与するかの実証実験を実施していく。

「SENDAI X-TECH Innovation Project 2020」とは、仙台市が地域経済を持続的に発展させることを目的に、在仙IT人材の育成・市内外のIT人材同士の交流やIoTなどの先端技術とさまざまな産業の掛け合わせによる新事業創出を目指す「仙台市X-TECHイノベーション・エコシステム形成促進事業」の一環として実施しているプロジェクトである。

本プロジェクトの開発期間は2020年11月18日〜2020年12月30日を予定している。

今回のプロジェクトについて、同社代表取締役の太田氏は「本事業を通じて、就活生が抱える課題解決に寄与し、よりフラットな面接機会を提供していきたいと考えております」とコメント。さらに仙台市産業振興課課長の神倉氏は「今後とも、本事業を初めとするニューノーマル時代の新たなビジネスが、次々に創出されていくことを期待しています」とコメントしている。