22卒の面接経験者の9割はWEB面接を体験、株式会社ディスコ調査

株式会社ディスコは2022年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、4月1日時点での就職活動に関する調査を実施した。結果は以下の通り。

早まる選考に伴い受験状況は前倒しに、83.4%が面接経験あり

調査時点でエントリーシートを提出した経験を持つ学生は91.6%であった。また、面接試験を経験した学生は83.4%、受験社数は5.0社と軒並み昨年よりもポイントが上がっていることが分かる。選考のタイミングが早まり、序盤の受験社数が伸びていると考えられる。

89.9%の学生がオンラインでのセミナー・説明会を経験

企業セミナー(会社説明会)の参加経験について尋ねたところ、「オンライン形式(WEBセミナー)」に参加したことのある学生は89.9%であった。一方、「会場型」は40.6%と前年同期の半分以下にとどまった。参加社数についてもオンラインが圧倒的に多く、オンライン形式が11.5社、会場型が3.2社と3倍以上の差があった。

WEBセミナーのオンデマンド配信は「1時間未満」希望が73.8%

適切だと思う企業セミナーの所要時間について形式別に尋ねたところ、会場型では「1時間~1時間30分未満」が29.0%で最多であった。次いで「30分~1時間未満」が23.9%と続く。ライブ配信での適切な所要時間については「1時間~1時間30分未満」が37.4%で最多であった。次いで「30分~1時間未満」が34.8%と3割を超え、会場型と比較すると5.8%高かった。また、オンデマンド配信は「30分~1時間未満」が43.6%、「30分未満」が30.2%で、1時間未満を合計すると7割を超えていた。

企業セミナーの所要時間の長さは「企業セミナーで不快に思ったこと」の2位に上げられており、適切な所要時間を設定することが満足度の高さに繋がると考えられる。

コロナ禍で情報収集の仕方に変化、SNS活用が77%

2020年度の登校頻度について尋ねたところ、「ほとんど行かなかった」と回答した学生が49.0%、「一度も行かなかった」学生が11.7%と合わせて60.7%の学生の登校頻度が減少していた。それにより就活の情報収集が進まないと感じた経験について尋ねたところ、「非常にある」または「ややある」と回答した学生は合計で55.1%だった。

対面による情報収集の機会が減る一方で、SNSの利用が大きく広がった。就職活動でのSNSの利用について尋ねたところ、利用している学生は77%と昨年の62.4%から約15ポイント増加した。利用しているSNSついて、最も多いのは「LINE」 で53.9%、次いで「YouTube」40.6%、「Twitter」29.1%となった。 

詳細結果はコチラ

調査概要

調査対象 : 2022年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数 : 1,262人(文系男子423人、文系女子365人、理系男子337人、理系女子137人)
調査方法 : インターネット調査法
調査期間 : 2021年4月1日~5日
サンプリング : キャリタス就活2022学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)

【参考URL】4 月 1 日時点の就職活動調査