新型コロナウイルスの影響で、昨年は説明会や面接などが軒並みオンラインとなるなど様々な変化に対応せざるを得ない就職活動となった。一度も社員や同期に会わず、会社にも行かないまま入社の日を迎えた新社会人もいる現状で、若手社員のエンゲージメントを上げることは企業としての重要な課題である。
オープンワーク株式会社は2021年4月27日、「新卒入社してよかった会社ランキング2021」を発表した。今回のランキングは、同社の運営するジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」において、2014年以降に入社した20代の新卒入社社員を対象に「友人や家族にどれだけ入社を勧めたいか」を尋ね、0~10点での回答を集計した。結果は以下の通り。
1位はグーグル合同会社で、平均スコアは9点と非常に高い点数を獲得した。個人の裁量が大きくスピード感のある働き方、多様性が尊重される組織風土が高評価を受けている。多様性の尊重に関しては入社時や入社後にも定期的にトレーニングが行われ、経営陣からも違いや個性を尊重しようというメッセージが繰り返し共有されるという。
トップ30にランクインした企業のクチコミには、若手の内からチャレンジできる環境や、上司や先輩とのフラットなコミュニケーションを評価する声が多く見られる。3位のサイボウズ株式会社では「体験入部」という制度を採用しており、移動前に他部署の業務をお試し体験することでミスマッチを防止している。風通しが良く自らが希望するキャリアについて相談でき、自己成長を望める企業が「新卒入社してよかった」と評価されていることが伺える。
詳細結果はコチラ
・調査対象:20代の新卒入社社員(2014年以降入社)
・調査方法:OpenWorkへ会社評価レポートを投稿する際「あなたはこの企業に就職・転職することを親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか?」という質問に0~10点で回答するネットプロモータースコア(NPS)を集計
・有効回答数:119,149件