厚生労働省が4月30日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2021年3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.10倍と、前月から0.01ポイント上昇した。
3月の新規求人(原数値)は前年同月比で0.7%減。産業別に見ると、新規求人は建設業、製造業、サービス業(他に分類されないもの)などで増加し、生活関連サービス業・娯楽業、卸売業・小売業、情報通信業で減少した。しかし、前月比はすべての業種で増加している。
1月に発出された緊急事態宣言が1都3県で3月21日まで延長となったが、新規求人数自体は2月に比べ5.7万件増と増加傾向にあるようだ。
また、総務省が発表した3月の完全失業率(季節調整値)は2.6%。前月から0.3ポイント減少した。