22卒学生の77.1%が「コロナ禍でゼミやアルバイトの活動を満足にできなかった」と回答、株式会社学情調査

株式会社学情は、2022年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に「就職活動の自信」に関して調査した。詳細は以下の通り。

コロナ禍で「ゼミ」「アルバイト」などの活動を「満足にできなかった」77.1%

コロナ禍での「ゼミ・研究会」や「アルバイト」などの活動について、「ほとんど活動できなかった」「あまり活動できなかった」と回答した学生が77.1%に上った。学生からは「ゼミは大半がオンラインでの実施で、活発な議論はできなかった」「接客のアルバイトで、3年生のときにアルバイトリーダーを目指していた。コロナ禍でシフトに入ることもできずに就職活動を迎えてしまい、不安に感じている」などの声が挙がった。コロナ禍で、大学3年生の時にゼミや課外活動を満足にできず自己PRの内容に不安を感じる学生が多いと推察される。

就職活動に「不安を感じている」90.1%

就職活動について、「不安を感じている」と回答した学生が90.1%に上った。理由として、「コロナ禍で、情報収集する機会が減っている」「コロナ禍でサークルやアルバイトができず、自己PRが難しい。一次選考を通過できないことも多い」などが挙げられた。新型コロナウイルスの影響で、情報収集の機会を得にくいことや、課外活動をできておらず自己PRを作りにくいことが就職活動の不安につながっていると考えられる。

「志望する企業から内定を獲得できるか不安」55.4%

就職活動で不安に感じていることについて尋ねたところ、「志望する企業から内定を獲得できるか不安」が55.4%で最多であった。次いで、「自分に合う企業が分からない」51.7%、「志望理由の作成が難しい」42.3%と続いた。学生からは「選考に通過できず不安を感じている」「直接企業に訪問できる機会が少ないので、志望理由も作りにくい」などの声が挙がった。

今回の結果を受け、同社の歌津智義氏は「2022年卒学生は、コロナ禍で3年生時にゼミやサークルの活動がほとんどできなかった世代です。企業側は、『大学3年生のときは、コロナ禍で、ゼミやサークル・ボラインティア・アルバイトなどで活躍の機会を得にくかった』ということを考慮し、学生の魅力や能力を引き出す選考がより一層求められています」とコメントしている。

詳細結果はコチラ

調査概要

調査対象:「あさがくナビ2022」へのサイト来訪者
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:2021年4月19日~2021年4月28日
有効回答数:567名

【参考URL】【2022年卒】コロナ禍で、「ゼミ」「サークル」「ボランティア」「アルバイト」などの活動を満足にできなかった学生が77.1%。「就職活動で、自己PRできることが少なく困っている」の声。