4月の有効求人倍率は1.09倍、完全失業率は0.2ポイント増加

厚生労働省が5月28日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2021年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.09倍と、前月から0.01ポイント減少した。

4月の新規求人(原数値)は前年同月比で15.2%増。産業別に見ると、新規求人はすべての業種で増加しており、中でも教育・学習支援業で43.6%、製造業で43.6%と大幅に増加した。

新規求人の対前年同月比が増加したのは2019年12月以来17週ぶりであり、新型コロナウイルスの流行による低迷から以前の水準まで徐々に回復しつつあると考えられる。

また、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.8%。前月から0.2ポイント増加した。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和3年4月分)について