ミイダス株式会社は採用担当者216名に対し、活躍人材を面接で見抜ける人と見抜けない人の差を明らかにする比較調査を実施した。この調査では、「上位10%以上の成果をあげている、またはトップセールスやMVP、社内賞の経験がある人材を多く採用していること」を活躍人材を面接で見抜ける人の定義としている。
調査結果は以下の通り。
採用面接時に質問している項目を尋ねたところ、活躍人材を見抜ける人では「性格や価値観」が79.1%で最多となった。一方で見抜けない人では「これまでの学歴や社歴での経験やスキル」との回答が71.7%で最多となり、面接時に注目している項目に差があることが分かった。
入社時の人材配置や将来像をイメージした面接ができていると思うか尋ねたところ、活躍人材を見抜ける人は「非常にそう思う」が57.4%、「ややそう思う」が32.7%だった。一方で見抜けない人は「非常にそう思う」が12.2%、「ややそう思う」が49.1%だった。活躍人材を見抜ける人は面接の段階から、入社後の活躍に目を向けて採用をしていることが分かる。
求職者の性格や価値観、行動特性などの「コンピテンシー」を把握した上での採用ができていると思うか尋ねたところ、活躍人材を見抜ける人は「非常にそう思う」との回答が48.2%、「ややそう思う」が39.1%となった。活躍人材を見抜けない人は「非常にそう思う」が4.8%、「ややそう思う」が38.7%だった。「非常にそう思う」と「ややそう思う」を合わせると、活躍人材を見抜ける人の87.3%がコンピテンシーを把握して採用をできているのに対し、見抜けない人は43.5%に留まった。
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性格や行動特性など応募者の内面を、面接の短い時間で正確に把握することは難しい。適宜診断ツールや適性検査などを利用して面接の精度を高めることが重要だろう。
調査概要:採用面接で活躍人材を見抜ける人/見抜けない人の比較調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年12月28日〜2023年1月4日
有効回答:
・活躍人材を見抜ける(上位10%以上の成果をあげている、またはトップセールスやMVP、社内賞の経験がある人材を多く採用している)採用担当者110名
・活躍人材を見抜けない(上位10%以上の成果をあげている、またはトップセールスやMVP、社内賞の経験がある人材をあまり採用できていない)採用担当者106名
【参考記事】【採用面接で活躍人材を見抜ける人・見抜けない人、両者の「差」とは?】比較調査の結果、活躍を見抜ける人ほど「性格や価値観」を重視した採用を実施