学生の9割以上が人事や現場の本音を聞きたいと回答、株式会社学情調査

近年、就職活動においてSNSやオンライン上で情報収集を行うZ世代の学生が増えている。一方でオンラインで情報収集しながらもリアルな情報を重視する傾向が強まってきている。

株式会社学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生677人を対象に、「人事担当者とのコミュニケーション」について調査を行った。

調査結果は以下の通り。

「人事担当者は本音で話してくれている」と回答した学生は約4割

人事担当者は採用において本音で話してくれていると感じるか尋ねたところ、13.1%の人が「本音で話してくれていると感じる」、25.0%の人が「どちらかと言えば本音で話してくれていると感じる」と回答した。合計で約4割の学生が「人事担当者は本音で話してくれていると感じる」と感じている結果となった。

一方、「本音で話してくれていないと感じる」「どちらかと言えば本音で話してくれていないと感じる」と回答した学生からは、「会社の顔として採用担当をしているので、良い面にフォーカスして話すのは仕方ないと思う」「本音で話そうと思ってもらえるように、自身の本音を伝えるようにしている」との声が挙げられた。

出典元:株式会社学情

「人事担当者の本音を聞きたい」と回答した学生は9割以上

人事担当者や現場社員の本音を聞きたいと思うか尋ねたところ、73.3%の人が「本音を聞きたい」、18.2%が「どちらかと言えば本音を聞きたい」と回答し、9割以上の学生が「人事や現場の本音を聞きたい」と思っていることが分かった。本音を聞きたい理由として、学生からは「Webに掲載されている情報や説明会の内容はPR要素が強いと思うから」「人事担当者の個人的な思いや考えも聞きたい」「良い面だけでなく課題も教えてくれると、より企業のために頑張りたいと思える」との意見が寄せられた。

出典元:株式会社学情

詳細結果はコチラ

今回の調査結果では、学生は就職活動において人事担当や現場担当のリアルな本音が聞きたいと感じていることが分かった。対面の説明会やリアルな就活イベントが復活している今、企業の採用成功には学生とのより密なコミュニケーションが重要となりそうだ。

調査概要

調査期間:2024年3月7日~2024年3月18日
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2025(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
有効回答数:677件
調査方法:Web上でのアンケート調査

【参考URL】4人に1人は「人事は本音を話してくれていないと感じる」と回答。「良い面だけでなく、課題も教えてくれると、企業のために頑張ろうと思う」の声