近年、生産性の向上や専門人材獲得のため「ジョブ型」採用を導入する企業が増加している。仕事内容や担当領域が明確な採用・雇用のあり方は、働き手にとっても主体的・自律的なキャリア形成が可能になるといったメリットが考えられる。
こうした流れを受け、株式会社学情はまもなくインターンシップが解禁される26卒の大学生・大学院生を対象に、「ジョブ型」採用や「キャリア形成」に関する意識調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
キャリア形成について意向に近いものを尋ねたところ、34.1%の学生が「自身で主体的に選択したい」と回答した。「どちらかと言えば自身で主体的に選択したい」の回答と合わせると、約7割の学生が「キャリアは自身で選択したい」と考えていることが明らかとなった。
「ジョブ型」採用について、「興味がある」と回答した49.2%の学生と、「どちらかと言えば興味がある」と回答した32.8%の学生を合わせると、合計で8割以上の学生が「ジョブ型」採用に興味を持っていることが分かった。
同社によれば、学生からは「仕事内容が明確なほうが、ミスマッチが少ないと思う」「経験できる仕事内容が明確なほうが、キャリア形成をしやすいと思う」などの声が上がったという。
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学生は自分の能力や適性を活かせる仕事をしたいという意識が高く、キャリア形成を主体的に選択したいと考えている。これは、ジョブ型採用がトレンドとなっている社会情勢を反映しているといえるだろう。今回の調査結果を踏まえ、企業側は学生のニーズに合致した施策を検討していく必要がありそうだ。
・調査期間:2024年4月5日(金)~2024年4月11日(木)
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:「あさがくナビ2026(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・有効回答数:305件
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある。