株式会社マイナビは、非正規雇用の採用業務担当者を対象に「非正規雇用の外国人・シニアの採用に関する企業調査」を行った。
調査結果は以下の通り。
非正規雇用の外国人を採用している割合について調査したところ、非正規雇用で外国人を採用している企業は全体では36.6%であり、前年より2.4%減少した。外国人を採用している企業の割合を業種別に見ると「コンビニ・スーパー」が58.4%と最も高く、次いで「製造」が53.0%、「ホテル・旅館」が50.0%と続く。前年と比べると、「ホテル・旅館」で7.0%、「飲食・フード」で12.4%減少しており、新型コロナウイルスによる入国制限や外出自粛の影響と考えられる。
非正規雇用の外国人を採用したい理由について尋ねたところ、「人手不足の解消・改善につながるから」が58.1%で最多であった。次いで「まじめに働いてくれるイメージがあるから」が32.8%、「日本人社員への刺激・社内活性化につながるから」が27.0%と続いた。また「これまで採用した外国人が優秀だったから」との回答は16.7%で、前年より2.2%増加した。優秀な外国人の採用実績が、その後の採用意欲に影響していることが伺える。
非正規雇用のシニア採用をしている割合について調査したところ、全体では65.0%がシニアを採用していた。前年より1.7%増加し、2019年から連続で上昇している。業種別に見ると、「警備」が88.1%と最も高く、次いで「清掃」が81.0%、「介護」が80.7%と続いた。前年同様に人手不足の業種が上位となった。
シニアを採用したい理由について尋ねたところ、全体では「人手不足の解消・改善に繋がるから」が53.4%と最多であった。次いで「専門性が高い・経験が豊富」が39.9%、「採用基準に年齢は関係ないから」が29.0%と続く。専門知識や経験を持っているシニアは人手不足の中でも即戦力となるため、年齢と採用基準は関係ないと考えている企業も多いとみられる。
詳細結果はコチラ
調査期間:2021年5月19日(水)~2021年5月25日(火)
調査方法:インターネット調査
調査対象:直近半年以内に非正規雇用の採用業務に携わった20〜69歳の男女
有効回答数:1,550名