株式会社キャリアデザインセンターは、同社が運営する転職サイト「女の転職type」にて、もし新卒に戻れるならどんな会社・仕事を選ぶかについて女性を対象としたアンケートを実施した。
調査概要は以下の通り。
新卒時に希望の会社に入れたか尋ねたところ、「とくに希望はなく受かった会社に入った」と回答した人が28.6%で最多だった。次いで「第一希望に入れた」が24.8%、「第二~第三希望に入れた」が17.5%と続く。希望する会社に入れた人は合計で54.4%だったのに対し、「希望する会社に入れず受かった会社に入った」人は17.0%に留まった。
一方で、新卒で入社した会社にもう一度入りたいか尋ねたところ、「まったくそう思わない」と回答した人が38.6%で最多だった。入りたくないと回答した人の合計は57.2%で過半数となっており、希望する会社や職種に就いたものの、新卒時に戻れるなら「違う会社に入りたい」と考える人が多いようだ。
新卒時の会社選びで重視していたポイントを尋ねたところ、「仕事内容」が54.3%で最多だった。次いで「勤務地」が40.7%、「給与」が29.9%と続く。
社会人を経験した今、もし新卒時に戻れるなら何を重視するかを尋ねると、「給与」が58.8%で最多となった。新卒時の回答と比較して約2倍の結果となっている。3位には「成長できる環境」が入ったほか、新卒時の回答では2.9%だった「勤務形態(フレックス、リモート可)」が15.7%と飛躍的に増加した。
もし新卒に戻れるならどんな職種に就きたいか尋ねたところ、「事務・経理・人事系」が48.8%で最多となった。実際に新卒で配属された人は少なかった「企画・マーケティング職」、「クリエイティブ系」が2位と3位にランクインしている。反対に「新卒後に配属された職種」で最多だった「サービス・販売系」は16.7%と半減している。
その職種を選んだ理由を尋ねたところ、「長く働き続けられる」が51.0%で最多だった。次いで「専門スキルが身につく」が50.9%、「自分の性格に合っている」が50.1%と続く。社会人経験を積んだ今振り返ると、長期的なキャリア形成ができる職種でのやり直しを望む人が多いようだ。
詳細結果はコチラ
調査では、65.3%の女性が「新卒時に入社した会社がその後のキャリアに影響する」と回答している。こうした調査結果を踏まえつつ、就活生が悔いのない選択をできるようキャリアサポートをしていく必要があるだろう。
調査期間:2022年2月21日~2022年3月7日
有効回答数:725名
調査対象:「女の転職type」会員
調査方法: Web上でのアンケート
【参考URL】もし新卒に戻れるなら、同じ会社には入らないが約6割!新卒時、最も重視していたのは「仕事内容」、今は「給与」/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第47回】