「勤務地を問わない新規求人数」はコロナ禍以前と比べて11.3倍に増加、株式会社ビズリーチ調査

コロナ禍になり、新たな求人の特徴として「リモートワーク可」が定着してきている。特にITエンジニアなどの職種では、リモートワークであることを前提に仕事を探す人も多い。

株式会社ビズリーチは、同社が運営する即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」において「勤務地を問わない新規求人」の件数を調査した。

調査結果は以下の通り。

「勤務地を問わない新規求人数」コロナ禍前後で11.3倍に増加

「勤務地を問わない新規求人数」を2019年10月~12月と2022年1月~3月で比較したところ、11.3倍に増加していた。職種別では「IT企業のエンジニア職種」で増加が顕著であり、人手不足解消のため居住地に関わらず人材を確保したいという意向が伺える。

社会人の84.7%が完全リモートワークであれば会社の所在地に関わらず転職を検討

勤務地不問の求人(完全リモートワーク)であれば会社の所在地に関わらず前向きに転職を検討するかどうか尋ねたところ、84.7%の人が「検討する」または「どちらかといえば検討する」と回答した。

今回の調査では勤務地を問わない新規求人が急増していると共に、完全リモートワークであれば会社の所在地に関わらず転職を検討する社会人が多いと分かった。地方企業での採用を活性化させるためには、リモートワークの導入が必要不可欠である。また今後も働き方が多様化していくことで、地域を超えた人材の流動は進むだろう。

調査概要

対象:ビズリーチ会員
調査期間:2022年3月29日~2022年4月4日
有効回答数:690

【参考記事】「勤務地を問わない新規求人数」がコロナ禍前と比べ11.3倍に上昇