長期インターンシップに参加したことのある学生は56%、ウォンテッドリー株式会社調査

ウォンテッドリー株式会社は、同社が運営するビジネスSNS「Wantedly」を利用する23卒~26卒の学生と企業の採用担当者を対象に、「就職活動と長期インターンシップに関する調査」を実施した。

調査結果は以下の通り。

長期インターンシップに参加したことのある学生は56%

23卒~26卒の学生に対して1ヶ月以上の長期インターンシップに参加したことがあるか尋ねたところ、56%の学生が「参加している」または「参加したことがある」と回答した。また39%の学生が「興味があるが参加したことがない」と回答しており、長期インターンシップへの興味の高さがうかがえる。

また長期インターンシップに「参加している」または「参加したことがある」学生の割合を卒業年度別に比較したところ、23卒が65%、次いで25卒が61%、24卒が53%と続いている。

長期インターンシップへの参加理由は「社会に出る前に経験を積みたい」が72%

続いて長期インターンシップに参加する理由を尋ねたところ、72%の学生が「社会に出る前に経験を積みたいと考えたから」と回答し最多となった。次に「自分らしいキャリアを考えるために役立つと考えたから」が60%、「アルバイトの代わりに」が28%と続いた。

長期インターンシップを実施している企業は37%

続いて採用担当者に長期インターンシップを実施しているかどうか尋ねたところ、37%の人が「実施している」と回答した。半数以上の企業は実施していないことが分かる。

長期インターンシップを実施していない採用担当者に実施しない理由を尋ねたところ、54%の人が「実施したいが工数を確保できないため」と回答した。続いて「実施する理由がないため」が39%と続いている。

長期インターンシップ経由で採用できたことのある企業は59%

長期インターンシップを実施している採用担当者に対して、長期インターンシップが採用につながった学生がいるか尋ねたところ、59%の人が「つながった学生がいる」と回答した。半数以上の企業では、インターンシップをきっかけに採用に成功していることが分かる。

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今回の調査では、1ヶ月以上の長期インターンシップに興味を持つ学生が多い一方で、工数などの原因から実施できている企業は少ないことが分かった。しかし、長期インターンシップを実施したことで新卒採用につながった企業も多い。新卒採用において、長期インターンシップの実施も有用な施策であると言える。

調査概要

調査名:就職活動と長期インターンシップに関する調査
対象:23〜26卒の学生(2023〜2026年に大学や専門学校等を卒業予定の学生) 及び 企業の採用担当者(学生、企業ともにWantedly利用者)
期間:2022年12月9日〜2022年12月20日
人数:453名(学生234名 及び 採用担当者219名)
調査機関:ウォンテッドリー株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査

【参考記事】ウォンテッドリー、就職活動とインターンシップに関する調査結果を発表