社会人の65.8%が「働き方」を優先して転職先を決めている、株式会社ライボ

出典元:株式会社ライボ

近年、働き方改革が推進され働き方が多様化する中で、転職時に重視するポイントも変化してきた。

株式会社ライボは、同社が運営する「Job総研」において603人の社会人男女を対象に「2024年 転職条件の実態調査」を行った。

調査結果は以下の通り。

転職時に「働き方優先」する人が65.8%

回答者に転職先を決める際、働き方と給料のどちらを優先するか尋ねたところ「働き方」を優先する人が65.8%だった。また年代別で見ると、20代が最も「働き方」を優先することがわかった。

出典元:株式会社ライボ

キャリアは企業風土に「左右される」が最多で83.6%

回答者にキャリアは企業風土に左右されるか尋ねたところ、「左右されると思う」が83.6%で最多となった。また左右されると思うと回答した人に理由を尋ねたところ、52.0%が「会社の厳しさ/ゆるさは自分で変えられない」、46.6%が「成長へのサポート体制が会社によって異なる」、44.2%が「職務やプロジェクトへの参加機会が会社毎に異なる」と回答した。

出典元:株式会社ライボ

81.7%がキャリアアップのために転職が必要と回答

回答者にキャリアアップのために転職が必要か尋ねたところ、「必要だと思う」が81.7で最多となった。内訳を見ると、23.2%が「とても必要だと思う」、21.4%が「必要だと思う」、37.1%が「どちらかといえば必要だと思う」という回答であった。

出典元:株式会社ライボ

一方で、転職する際に企業の求める企業風土を尋ねたところ、86.7%が「ゆるさを求める」と回答した。企業風土に「ゆるさ」を求める理由としては、「転職で年収アップが保証されるわけではない。ゆるく働いて副業をするのも年収を上げる手だと思う」「過去転職で事前に伝えられた給与水準にならなかった。であればゆるく働く方がメンタル的にも良い」「以前転職で年収が下がったが、ゆるい職場の方がやりたいことに挑戦しやすかったため結果よかった」などが挙げられた。キャリアアップを目的に転職する人が多いが、転職先の風土には「ゆるさ」を求める人が多いことが伺える結果となった。

詳細結果はコチラ

今回の調査結果では、多くの社会人が自分の理想の「働き方」を優先し、ゆるい風土がある企業を転職先に選ぶ傾向があることが分かった。企業は今後、求職者に対し多様な働き方やワークライフバランスの推進をアピールすることが人材を確保する上で重要になってくるだろう。

調査概要

調査対象者:全国/男女/社会人
      JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2024年2月7日~2024年2月13日
有効回答数:603人
調査方法:インターネット調査

【参考URL】Job総研「2024年 転職条件の実態調査」を実施