25卒就活生の企業エントリーが3月より開始し、新卒社員の入社する4月が間近に迫っている今、新卒社員についての話題が注目を集めている。
株式会社学情は、617社の人事担当者を対象に「新入社員の仕事観」に関して調査を行った。
調査結果は以下の通り。
人事担当者にZ世代の採用や新入社員の受け入れで、価値観の変化を感じることがあるか尋ねたところ、24.7%の人が「価値観の変化を感じる」、39.5%の人が「どちらかと言えば感じることがある」と回答した。6割以上の人事担当者が価値観の変化を感じている結果となった。変化を感じる理由として、「若手のうちから活躍したいという意欲が高い」「自身のキャリア形成への関心が高い」「企業理念について質問されることが増えた」「『今の自分の気持ち』を大切にしたいと考える若手が増えている」との声が挙げられた。
上記の変化に伴って新入社員の受け入れ方法や人事制度を変更しているか尋ねたところ、「変更した」との回答が20.5%だった。5社に1社が価値観の変化を受けて制度変更に対応していることが伺える結果となった。
新入社員の受け入れ方法や人事制度で変更したことや変更を検討していることを尋ねたところ、60.7%が「研修制度」の変更を検討していると回答した。次いで、「配属方法」が39.3%、「給与体系」が35.4%、「評価制度」が34.9%と続く。具体的な変更内容として、「座学研修から体験型研修に、研修プログラムを見直した」「受け入れ側の意識のアップデートを行っている」「能力や成果に応じて、昇進・昇給しやすい制度に変更した」などが挙げられた。
詳細結果はコチラ
今回の調査結果では、人事担当者の6割がZ世代と仕事の価値観の変化を感じており、Z世代はキャリア自立への関心度が高いことがわかった。企業は今後、採用活動や新入社員の受け入れ体制をアップデートし続けることが重要となりそうだ。
調査期間:2024年2月22日~2024年3月1日
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:617社
調査方法:Web上でのアンケート調査
【参考URL】5社に1社は、新入社員の受け入れ方法を変更。約6割は、Z世代の採用で「価値観の変化を感じると回答。「若手のうちから活躍したいという意欲が高い」の声