株式会社ビズリーチは、同社が運営する転職サイト「ビズリーチ」において、採用担当者が職務経歴書を検索する際の使用ワードを昨年と比較した「2024レジュメ検索トレンド」を発表した。
ビズリーチでは採用担当者が会員のレジュメ(職務経歴書)を検索し、直接スカウトを送信できる。採用担当者が検索時に使用するワードから、積極的に採用している人材やポジションの傾向が把握できる。
調査結果は以下の通り。
2024年に最も検索数が増加したキーワードは「生成AI」で前年の約5.2倍に急増し、また3位にも自然言語処理の技術である「LLM(Large Language Models、大規模言語モデル)」が入った。
ビズリーチ上の「年収1,000万円以上のAI求人」も増加傾向で、3年前に比べ約3.5倍と大きく伸長している。企業による生成AIを活用した新サービスの開発が進む中、AIエンジニアやプロダクトマネージャーのニーズが急激に高まっており、2025年もその傾向が継続すると推測される。
2位の「施工管理 建築」や11位の「建築施工」、14位の「新築」など、2024年は建設関連の検索ワードが上昇していた。建設業界は人材不足が深刻化しており、ビズリーチ上では、建設会社などでの施工管理者のニーズが高まっているという。
4位にはプロジェクトマネジメントスキルの需要増加を示す「マネジ」がランクインした。企業では役職としての「管理職」ではなくスキルとして「マネジメント能力」を求める傾向が強まっており、ビズリーチ上の「PM(プロジェクトマネージャー)」のレジュメ検索数は3年前に比べ2倍に伸長していた。
詳細結果はコチラ
生成AIやプロジェクトマネジメントなど、専門スキルや経験を持つ人材への需要がますます高まっていることが明らかになりました。営業担当者の方は検索トレンドから採用企業のニーズを把握し、採用活動をサポートしていく必要がありそうです!
調査概要:ビズリーチを利用している企業の採用担当者が会員のレジュメを検索した際のキーワードを算出
対象:2024年1月~11月に検索されたキーワード(検索回数100回以上、大文字・小文字の区別なし、「or検索」のキーワードを含む)
・算出方法:対象となる全ワードのユニークユーザー数(20以上に限定)における検索回数の前年からの変化率をもとに算出
・対比期間:2023年1月~11月と2024年1月~11月
※「関連ワード」には、検索ワードの類似ワードや、それらと一緒に検索されていたワードを記載している。
【参考URL】ビズリーチ、「2024レジュメ検索トレンド」を発表