株式会社MyRefer(マイリファー)が、リファラル採用が失敗する6つのケースを解説する完全版『リファラル採用 6つの失敗事例集』を 2019年8月26日(月)に公開し、無償提供を開始しました。 |
リファラル採用とは
リファラル採用とは、自社の社員に人材を紹介・推薦してもらう手法のことです。人手不足といわれる昨今、社員が友人・知人を紹介してもらうリファラル採用に取り組む企業は増加しています。
しかし、リファラル採用はまだまだ黎明期であり、制度を設計したものの社内で促進することができず、失敗に終わるケースも多いようです。
今回MyReferが 『リファラル採用 6つの失敗事例集』 を提供する背景には、 企業が陥りがちなリファラル採用における落とし穴をまとめることで、成功ケースを生み出すためのきっかけづくりをしたいという想いが込められているようです。
【ダウンロードURL】https://i-myrefer.jp/media/resource/resource_12/
リファラル採用が失敗するケースを6つに集約
『リファラル採用 6つの失敗事例集』 によると、リファラル採用が失敗する背景は大きく6つに分けられるといいます。
1.目的、目標が明確でなく、自社がリファラル採用に取り組む意義が整理できない
リファラル採用の導入失敗にありがちな例は、何のためにリファラル採用を実施し、どのような目標を達成するのかが明確になっていないケースです。「リファラル採用を導入すること」自体が目的となっていると、目標数値がなく活動を改善していくPDCAが回せず、現場社員を巻き込む上でのストーリーもなく形骸化してしまいます。
2.経営陣、上位役職者の協力が得られない
リファラル採用を成功に導く上で経営陣、上位役職者の協力は不可欠です。一般的な企業において、採用は現場のミッションではありません。そのため、会社全体としてリファラル採用に取り組む意義を伝えなければ、人事部からの単なるお願いと捉えられ、現場がやる意義を見出せない事態になります。
3.短期間での成果を求められる
リファラル採用に取り組み始めても、すぐにたくさんの応募がくるわけではありません。中長期的に社内に社員紹介の意義を浸透させ、自社に対する当事者意識を醸成していくなかで、社員のエンゲージメントが向上し、文化が創りあげられていくものです。そのため、目標があまりに短期指標であれば失敗に陥ってしまいます。
4.自社の社員特性に合わせた巻き込み方を考えられていない
「自社社員は社交的でないのではないか?」「自社社員はロイヤルティが低く紹介してくれないのではないか?」といった声をよく聞きますが、このように自社社員をひとくくりに捉えて同じコミュニケーションを取っていては失敗します。重要なのは、社員特性にあわせた巻き込み方を考えること。どの会社にも、アクティブな社員、パッシブな社員、ネガティブな社員は存在するので、いかにアクティブな社員に動いてもらい、パッシブな社員に採用を自分事化してもらうかが鍵です。
5.社員に定期的に周知するコンテンツがわからない
社員へリファラル採用を認知浸透させるためには、定期的に周知活動をしなければいけません。ただし、求人情報のみを何度も案内してもノイズに感じられてしまいます。社員が見たくなるようなコンテンツを考え、採用の進捗状況や声がけの事例、自社の制度に関するニュースなどさまざまなコンテンツを配信する必要があります。
6.社員のリアクションが定量的にわからず、PDCAが回せない
リファラル採用は社員を動かすためのマーケティング施策です。そのため、定量的な社員の活動データを可視化しなければ施策を打つことができません。どれくらいの社員が人事からの周知に反応・共感し、協力し、友人に声掛けし、応募獲得に至っているのか? これらの指標を分析しなければ、制度や施策が形骸化していきます。
リファラル採用の今後は?
リファラル採用は、エージェントや転職サイトなどの外部サービスに頼らない新しい採用の選択肢として大きな広がりを見せつつあります。今回『リファラル採用 6つの失敗事例集』で体系化されたナレッジが共有されたことで、今後さらにリファラル採用の導入を検討する企業が増えるのではないでしょうか。
【参考URL】 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000036924.html