19年度新卒の新入社員に聞いた「入社前後でのギャップ」調査。不要に感じるのは時代に沿わない社内制度

ゼネラルリサーチ株式会社は、2019年度卒の新入社員を対象にした「入社前後でのギャップ」に関するアンケート調査を実施しました。これにより、新入社員が職場に対してギャップを感じる項目が明らかになりました。

入社後に感じる満足度のギャップ、3人に1人は満足度が低い結果に

「入社前の期待度が10とした時、現在の満足度は10段階でどれくらいですか?(10を最高値とする)」の質問では、半数近くが「5以上」を選択しました。一方で、34.5%が「5以下」を選択。3人に1人が入社後に感じる満足度が低く、ギャップを感じていることがわかりました。

会社に対して「満足」「不満」に感じている項目とは

「会社に対して満足している部分を教えてください」という質問で、最も多い回答は「人間関係」(20.3%)、僅差で「福利厚生」(19.3%)、次いで「給与」(16.9%)、「拘束時間」(14.2%)という結果になりました。

また、「会社に対して不満に感じていることを教えてください」では、「給与」(30.5%)が最も多く、次いで「拘束時間」(17.5%)、「人間関係」(17.1%)という結果が出ています。

満足・不満と感じる項目、それぞれの回答に差異の少ないものに対しては、社員の声や職場環境に合わせた対応が必要であることが伺えます。

社内制度への評価、福利厚生に満足する一方で不要と感じる制度も

「入社してから嬉しく思った会社の制度を教えてください」という質問をすると、「新入社員研修制度」「有給休暇で会社の施設が利用できる」「行事制度の廃止」などの意見が挙がりました。

また、「入社してから不要だと思った会社の制度を教えてください」という質問に対しては、「マンツーマンで行う指導制度」「職員の通知表のような評価表」「ボーナスとして支給されないポイント制度」といった意見が聞かれました。

福利厚生の面で満足している社員がいる一方で、内容によっては不要と感じるものや、やる意味を見い出せない制度があると感じていることが分かります。

働き方の見直しが進み、企業においては社員満足度向上や人材確保のために様々な取り組みがされています。新しい時代の流れに沿った社内制度を定めることで、新入社員の定着率アップや優秀な人材流出の回避につながることが予想されます。

調査概要

調査期間:2019年9月18日(水)~ 2019年9月20日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,027人
調査対象:2019年度卒の新入社員
調査主体:ゼネラルリサーチ

【参考URL】
【新卒社員の本音を大公開!】不要に感じる社内制度には「指導」「評価」「給与」に関連したことが多い傾向にあることが判明。入社後半年の今だからわかる、満足していることと不満に感じることとは?