リモートワーク拡大や副業解禁に伴う働き方の多様化、大手人材企業のフリーランス支援事業参入などにともない、年々ITフリーランス市場が拡大している。
株式会社Brocanteは2021年4月27日、「ITフリーランス人材及びITフリーランスエージェントの市場調査」2021年版を公開した。結果は以下の通り。
2020年におけるフリーランスエージェント業界の市場規模は869億円であった。2019年の740億円から、前年比117%で市場成長している。フリーランスエージェント市場のCAGR(年平均成長率)は17~24%程となり、2021年には1,000億円を超える見通しだ。
CAGRとは
CAGRとは、複数年にわたる成長率から、1年当たりの幾何平均を求めたもの。
Compound Annual Growth Rate(複利計算・年率・成長率)の略で、日本語では年平均成長率という。
「一定の期間で平均どのくらい成長しているか」を判断する際に有効。
2020年におけるITフリーランス人口は20.1万人であった。2019年の17.6万人から、前年比114%成長した。今後ITフリーランス人口は年間115%程の水準で増加し、2022年には25万人を超える見込みだ。
また、2020年の日本のIT人材は約105万人である。
年間115%のペースでITフリーランス人材が増加していく場合、国内IT人材におけるフリーランス比率のCAGR(年平均成長率)は2~3%程度となり、2022年には国内IT人材の4分の1がフリーランスになると予測される。
結果詳細はコチラ
【参考URL】フリーランススタート 「ITフリーランス人材及びITフリーランスエージェントの市場調査」 2021年版を公開