株式会社ビズリーチは、転職サイト「ビズリーチ」の会員を対象に、コロナ禍の状況下での転職活動に関するアンケートを実施した。詳細は以下の通り。
コロナ禍の状況下で転職に関する考え方に変化があったか尋ねたところ、「以前から転職を考えていたが、ますます転職への意欲が高まった」が84.6%、「以前は転職を考えていなかったが、今は転職を検討するようになった」が22.6%となった。合計で84.6%の人がコロナ禍の状況下で転職意欲が向上したと回答した。2020年4月に実施したアンケート結果では、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて「転職意欲が向上した」と回答した人は57%だったことから、長引くコロナ禍の影響でビジネスパーソンの転職意向が変化していることが明らかになった。
転職意欲が向上したと回答した人に転職を検討する理由を尋ねたところ、「企業・事業に将来性を感じられなくなったから」が28.2%で最多であった。次いで僅差で「経験・スキルが生かせていないから」が27.9%、「他の産業や業界を経験し、スキルの幅を広げておいたほうが良いと考えたから」が11.4%などが続いた。
コロナ禍の影響を受けて注目されている業界や領域のうち、挑戦したい業界や領域を尋ねたところ、「教育産業」が31.7%で最多となった。次いで「DX推進関連」が28.3%、「医療」が27.7%、「宇宙産業」が20.9%と続いた。コロナ禍で社会情勢や経済環境が激しく変わる中、自身の経験やスキルをさらに伸ばすために、新たな挑戦ができる環境を求める即戦力人材が多いと考えられる。
コロナ禍の状況下で、転居して別の地域に勤務する転職についての考え方について尋ねたところ、59.6%が「転居を伴う転職に前向き」と回答した。そのうち、「コロナ禍の状況下で、新たに前向きに検討するようになった」人は27.1%を占める。コロナ禍をきっかけに働き方や暮らし方が変わり、働く場所のニーズも変化していることが分かる結果となった。
詳細結果はコチラ
対象:ビズリーチ会員
調査期間:2021年3月29日~2021年4月4日
有効回答数:775