24卒学生の67.6%が「ジョブ型採用」に興味がある、株式会社学情調査

「ジョブ型」の採用は、生産性の向上や専門スキルを持つ人材の採用に繋がることから、導入する企業が増加している。まもなく24卒の学生に向けたインターンシップの広報解禁となるが、学生たちは「ジョブ型」の採用についてどのような見解を持っているのだろうか。

株式会社学情は、同社が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」において、24卒の大学生・大学院生を対象に「ジョブ型」をテーマとしたアンケートを実施した。

調査結果は以下の通り。

24卒学生の67.6%が 「ジョブ型採用」に興味があると回答

「ジョブ型採用」について興味があるか尋ねたところ、27.6%の学生が「興味がある」、40.0%の学生が「どちらかと言えば興味がある」と回答した。「仕事内容が明確だと、ミスマッチも防げると思う」などの声が上がっており、関心の高い学生が多いことが分かる。

「ジョブ型採用」に興味を持っている理由を尋ねたところ、「どんな仕事をするのか明確だから」が58.0%で最多となった。また「配属される部署が決まっているから」が42.3%、「学んだことやスキルを活かせるから」が30.0%と続いた。あらかじめ仕事内容や配属先が明確な「ジョブ型」の採用で、主体的にキャリアを描いていきたいという意向が見える。

72.8%の学生が「ジョブ型」 のインターンシップがあれば参加したいと回答

職種別に仕事を体験できる「ジョブ型」のインターンシップがあれば参加したいか尋ねたところ、33.4%の学生が「参加したい」、39.4%の学生が「どちらかと言えば参加したい」と回答した。「ジョブ型採用の場合は、より深い仕事理解が必要だと思う」などの声が上がっており、「ジョブ型」の採用を活用することも見据えて、インターンシップで仕事への理解を深めたいという学生が多いことが分かる。

結果詳細はコチラ

近年「成果主義」を導入する企業の増加などにより、「終身雇用」が当たり前では無くなってきた。主体的にキャリアを形成していきたいという学生の意向が伺える。今後「ジョブ型」のインターンシップや採用の需要は高まっていくだろう。

調査概要

調査対象:「あさがくナビ2024(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:2022年4月6日~2022年4月18日
有効回答数:518名

【参考URL】約7割の学生が「ジョブ型採用」に興味があると回答。「配属ガチャを防ぎたい」の声。「ジョブ型」のインターンシップへの参加希望も7割を超える/2024年卒対象アンケート