就活生の18.8%がAIチャットサービスを活用、レバレジーズ株式会社

昨今、ChatGPTをはじめとする生成AIが注目を集めており、日常生活やビジネスシーンなどあらゆる場面で活用が進んでいる。

レバレジーズ株式会社は、同社が運営する新卒向け就職エージェント「career ticket」において、就活生を対象に、就活におけるAIチャットサービスの利用に関する調査を行った。

調査結果は以下の通り。

学生の18.8%が就活にAIチャットサービスを活用

ChatGPTなどのAIチャットサービスを就活において使用したか尋ねたところ、18.8%の学生が「使用した」と回答した。「使用した」と回答した学生に対して理由を尋ねたところ、「ESの校閲・添削が素早く終わるから」や「文章の表現に誤りがないかを確認するのに便利だから」など、AIの正確性や工数削減に繋がる点を評価する声が目立った。

使用用途は「ES作成」が最多

就活時にAIチャットサービスを「使用した」と回答した学生に対し使用目的を尋ねたところ、「ES作成」が38.4%で最多であった。次いで「自己分析」が17.9%、「業界/企業分析」が16.1%と続く。

また使用した感想を尋ねたところ、53.0%が「期待通りだった」と回答した。「期待以上によかった」との回答も36.4%あり、就活にAIチャットサービスを使用した学生は使用感に概ね満足していると分かった。

24.4%の学生がAIチャットサービスを就活で使用するのに反対

AIチャットサービスを就活で使うことに対してどのように思うか尋ねたところ、75.6%が「賛成」と回答した。「全てをAI任せにするのは良くないものの、使えるものは使って就活を効率よく進めるほうがいい」といった意見が目立った。一方で約4人に1人にあたる24.4%は「反対」と回答し、理由として「自分の力で就活すべき」や「AIの情報源が不明だから」「みんなが使えば似たような文章になる」などを挙げた。

詳細結果はコチラ

生成AIの活用は就活においても進んでいるものの、使用の是非に関しては学生間でも賛否が分かれているようだ。今後は生成AIを活用する学生としない学生が混在する新卒就活市場になると予測できる。生成AIをES作成で活用する学生が多いことから、企業は書類選考後の面接などのステップでいかに学生を見極められるかがより大切になってくるだろう。

調査概要

調査対象:「キャリアチケット」に登録している大学生
調査年月:2023年7月14日~2023年7月21日
調査方法:webアンケート調査
回答者数:352人
調査主体:レバレジーズ株式会社(キャリアチケット)

【参考URL】約2割の学生が就活時にAIチャットサービスを活用、約4割の学生が「期待以上」のアウトプットを得ている