「AIの活用で採用の質が高まった」と感じる企業は82.0%、Thinkings株式会社調査

Thinkings株式会社は、採用担当者と24卒就活生を対象に、「採用・就活とAI」に関する調査を実施した。なお、採用担当者は採用活動でAIを活用したことがある人、24卒就活生は企業の採用活動でAIが活用されていることを知っている学生に限定した。

調査結果は以下の通り。

82.0%の企業が「AIの活用で採用の質が高まった」と回答

採用担当者に対してAI活用によって採用活動の質が高まったかどうかを尋ねたところ、82.0%の人が「高まった」または「やや高まった」と回答した。多くの企業がAIの効果を感じていると分かる。

また実際にAIを活用した採用業務を尋ねたところ、「求人票の作成」が48.5%で最多となった。次いで「採用の企画」が47.5%、「スカウト」が31.5%と続いた。情報作成やアイデアが必要となる業務で活用されている様子が伺える。

一方で、人の手で対応したほうがよいと感じる採用業務を尋ねたところ、「スカウト」が27.5%で最多となった。次に「面接」が27.0%、「候補者への連絡などコミュニケーション」と「選考に関わらない面談」が24.5%となった。

候補者と直接コミュニケーションを取る部分では、人が対応する方がよいと感じる担当者が多いことが分かる。また「スカウト」についても、「母集団形成」と「魅力付け」の2つの側面を持つことから、「AI」と「人の手」の両方で上位に並んだと推察される。

24卒学生の86.5%が「AIでの判定」を活用することを許容

「AIでの判定」についての考えを採用プロセスごとに尋ねたところ、64.0%の採用担当者が、採用プロセス全体において「AIで判定することが有効だと感じる」または「AIでの判定を重視できる」と回答した。

一方で24卒学生に同様の質問をしたところ、「AIを参考に人が判定してほしい」が「適性検査以外のすべてのプロセス」で最も多い結果となった。また「採用プロセス全体」について見てみると、86.5%の学生が「AIでの判定を重視してもよい」「AIで判定することが有効だと感じる」「AIを参考に人が判定してほしい」と回答した。多くの学生が、「AIでの判定」を活用することを許容しているものの、最終的な判断は人にしてほしいと考えているようだ。

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今回の調査では、多くの採用担当者が採用へのAI活用が有効だと感じていると分かった。一方で学生からは「個性や雰囲気も含めて一緒に働きたいかどうかなどを判断してほしい」などのコメントも寄せられており、採用プロセスのうちどこまでAIを活用するかどうかの判断が重要となるだろう。

調査概要

調査対象:採用活動でAIを活用したことがある採用担当者/2024年卒業予定で1社以上の内定を取得した就活生
調査人数:それぞれ200名
調査期間:2023年10月
調査方法:オンラインアンケート
調査主体:Thinkings株式会社

【参考記事】採用でのAI活用、実施した64%の企業が 「AIでの判定」に有効性を感じている。86.5%の学生が「AIでの判定」を活用することを許容