「ジョブ型採用に興味がある」学生の75.0％が回答、株式会社学情調査

コロナ禍によるテレワークで「担当領域」や「目指す成果」を明確にする必要が増していることから、ジョブ型採用が注目を集めている。また、経団連は新卒採用でもジョブ型採用を推進するとしており、2023年卒採用ではジョブ型採用の導入が加速すると想定される。

株式会社学情は、2023年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象に、「ジョブ型採用」に関するインターネットアンケートを実施した。結果は以下の通り。

ジョブ型採用に興味のある学生は75.0%

ジョブ型採用に興味はあるか尋ねたところ、「興味がある」と回答した学生が34.3%、「どちらかと言えば興味がある」と回答した学生が40.7%であった。合計で75.0%の学生がジョブ型採用に関心を寄せていると分かった。「希望の職種で入社できるほうが、キャリア形成をしやすいと思う」「仕事内容が明確なほうが、ミスマッチがないと思う」などの意見が挙がっており、現時点で「希望の仕事」が明確な学生や「就職後」を見据えている学生が、特にジョブ型採用に興味を持っていると推察される。

ジョブ型採用に興味を持っている理由は「どんな仕事をするかが明確だから」が63.6％で最多

ジョブ型採用に興味を持っている理由について尋ねたところ、「どんな仕事をするかが明確だから」が63.6％で最多となった。次いで「配属される部署が決まっているから」が48.7％、「学んだことやスキルを活かせるから」が32.9％と続いた。

71.1％の学生が「ジョブ型採用を実施している企業があればプレエントリーしたい」

ジョブ型採用を実施している企業があればプレエントリーしたいか尋ねたところ、「プレエントリーしたい」と回答した学生が27.8%、「どちらかと言えばプレエントリーしたい」と回答した学生が43.3%であった。合計で71.1%の学生が、ジョブ型採用で募集している求人に実際にプレエントリーしたいと考えていると分かった。

ジョブ型インターンシップへの参加を希望する学生は83.9％

職種別に具体的な仕事を体験できるジョブ型のインターンシップがあれば参加したいか尋ねたところ、「参加したい」と回答した学生は39.7%、「どちらかと言えば参加したい」と回答した学生は44.2%であった。合計で83.9%もの学生がジョブ型インターンシップへの参加を希望している。理由としては「希望している仕事に、自身の適性があるかを確かめたい」「仕事を具体的に経験できると、働くイメージを持ちやすい」「実際に体験できると、志望理由も明確になると思う」などが挙げられた。

詳細結果はコチラ

【参考URL】【2023年卒】「ジョブ型採用」に興味のある学生が75.0％。「入社後の職種や仕事が決まっていたら、早めに社会人になる準備ができると思う」「ミスマッチがないと思う」の声。