【先端テクノロジー人材採用#04】ものづくり技術人材を輩出している学校は!?「大学院ランキング」「大学ランキング」「高専ランキング」

母集団は築けない。先端・専門テクノロジー領域の人材採用特集

AIやVR/AR、アバター、ドローン、Fintechという今話題のキーワード。最先端テクノロジーをメディアで見る機会は多くなりましたが、採用マーケットにおいてその経験者はほぼいないでしょう。母集団を作ることが難しい状況で企業はどのように採用していけばいいのでしょうか。本特集では、先端・専門領域の採用にフォーカスし、実情を掘り下げていきます。

採用難の「先端・専門領域人材」。どういうアプローチ方法があるのか困惑する採用担当者様や人材営業の方も多いかと思います。今回の特集では300サイトを超える「アスタミューゼ転職ナビ」経由で、どの学校出身者(大学院・大学・高専)が多くの採用に至っているのか、ランキング形式でお伝えしていきます。

「人事のホンネ」徹底分析!中途転職成功者の出身校別ランキング(機械/電気系・大学院卒編)

01位 東京工業大学大学院
02位 東北大学大学院
03位 大阪大学大学院
04位 早稲田大学大学院
05位 京都大学大学院
06位 東京大学大学院
07位 東海大学大学院
08位 東京理科大学大学院
09位 九州大学大学院
10位 北海道大学大学院
11位 名古屋大学大学院
12位 中央大学大学院
13位 新潟大学大学院
14位 千葉大学大学院
15位 筑波大学大学院
16位 日本大学大学院
17位 武蔵工業大学大学院
18位 立命館大学大学院
19位 九州工業大学大学院
20位 静岡大学大学院
21位 長岡技術科学大学大学院
22位 東京電機大学大学院
23位 同志社大学大学院
24位 北陸先端科学技術大学院
25位 横浜国立大学院
26位 岡山大学大学院
27位 信州大学大学院
28位 青山学院大学大学院
29位 電気通信大学大学院
30位 東洋大学大学院

※ランキングはアスタミューゼ株式会社が運営する「アスタミューゼ転職ナビ」を分析したものです

東京工業大学大学院、東北大学大学院が圧倒的な人数で、それぞれ20名以上の転職成功者を輩出。3位の大阪大学大学院も20名には若干届かなかったものの、多くのエンジニアが転職に成功しています。(調査期間2018年1月~7月)

「人事のホンネ」徹底分析!中途転職成功者の出身校別ランキング(機械/電気系・大学卒編)

01位 東海大学
02位 日本大学
03位 東京電機大学
04位 千葉工業大学
05位 近畿大学
06位 明治大学
07位 東京理科大学
08位 東洋大学
09位 愛知工業大学
10位 同志社大学
11位 大阪電気通信大学
12位 電気通信大学
13位 工学院大学
14位 崇城大学
15位 東北工業大学
16位 法政大学
17位 北海道大学
18位 岡山理科大学
19位 神奈川工業大学
20位 神奈川大学
21位 足利工業大学
22位 大阪工業大学
23位 大阪産業大学
24位 第一工業大学
25位 中央大学
26位 帝京大学
27位 茨城大学
28位 関西大学
29位 関東学院大学
30位 岩手大学

※ランキングはアスタミューゼ株式会社が運営する「アスタミューゼ転職ナビ」を分析したものです

大学院卒の採用で第1位だった東京工業大学は、大学卒ではなんと180校目に。大学院(修士・博士)への進学率が非常に高いのか、学士は転職市場にいないのか。非常におもしろい結果となりました。(調査期間2018年1月~7月)

「人事のホンネ」徹底分析!中途転職成功者の出身校別ランキング(機械/電気系・高専卒編)

01位 国立鈴鹿工業高等専門学校
02位 国立津山工業高等専門学校
03位 大阪府立工業高等専門学校
04位 国立仙台高等専門学校
05位 私立サレジオ工業高等専門学校
06位 国立旭川工業高等専門学校
07位 国立佐世保工業高等専門学校
08位 国立長岡工業高等専門学校
09位 国立長野工業高等専門学校
10位 国立鶴岡工業高等専門学校
11位 私立近畿大学工業高等専門学校
12位 国立茨城工業高等専門学校
13位 国立宇部工業高等専門学校
14位 国立久留米工業高等専門学校
15位 国立釧路鉱業高等専門学校

※ランキングはアスタミューゼ株式会社が運営する「アスタミューゼ転職ナビ」を分析したものです

濃密な5年間を過ごすプロフェッショナル人材輩出プログラムとして、いまでは世界でも注目されている日本流高専教育。日本の高度経済成長期を支えた技術職人材の育成方法は東南アジアを始め、グローバルでも認められています。(調査期間2018年1月~7月)

まとめ:学歴・学校名では見極めのきかないエンジニア採用

ランキングをご覧になっていただき、某有名大学だけが良い。という訳ではないということがご理解いただけたのではないでしょうか。学校名で選定したりせず、広い視点で技術者採用のアプローチを実施しないといけないですよね。

そして、少子化問題に伴い、日本の学校は合併や閉校をしたりと、減少傾向にあります。高等専門学校の教育プログラムが海外で導入されているのであれば、海外人材の採用も積極的に検討する必要がありそうです。

次回は、新規事業の領域ではバズワードになっている「オープンイノベーション」と、人材採用との接点や矛盾についてアスタミューゼ社の嶋崎さんにインタビュー形式でお話を伺いたいと思います。

(HRog編集部)