現在、「インターンシップ等で取得した学生情報は、基本的に広報活動・採用選考活動に使用できない」とされているが、実際にはすでにインターンシップでの評価が本選考の合否判断などの意思決定に活用されている。
これを受け政府は、インターンシップと選考の連携についてルールの見直しを検討している。具体的には、2025年卒業の学生から「5日間以上かつ半分以上を就業体験が占めるインターンシップ」における、評価の採用への利用を容認する想定がなされている。
株式会社学情は、同社が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」において、24卒の大学生・大学院生を対象に「インターンシップと選考の連携」をテーマとした調査を行った。
調査結果は以下の通り。
24卒の学生に、選考につながるインターンシップがあれば参加したいかどうか尋ねたところ、91.1%の学生が「参加したい」と回答した。「インターンシップで仕事内容などを理解した上で選考に臨めるのであれば、ぜひ積極的に参加したい」などの声が上がっている。
インターンシップにおいて希望する参加日数を尋ねたところ、47.8%の学生が「2日~3日間」と回答し最多となった。次に「5日間」が22.4%、「1日」が18.6%と続く。多くの学生が複数のインターンシップへの参加を見込み、短い期間でのインターンシップを望んでいると考えられる。
今回の調査では、多くの学生が選考と連携したインターンシップへの参加を望んでいることが分かった。現時点で学生が参加したいインターンシップの日数は「2日~3日間」や「5日間」が多数だが、今後選考とインターンシップが連携されると、「5日間以上」のインターンシップを希望する学生も増えるだろう。
【参考記事】「選考につながるインターンシップに参加したい」と回答した学生が9割を超える。「仕事内容や企業の雰囲気を理解して、選考に臨めるのであれば、ぜひ参加したい」の声/2024年卒対象アンケート