【新卒MVP特集#03】大変なときこそ成長できるチャンス|ワークポート・岡田琴実氏

株式会社ワークポート 転職コンシェルジュ
岡田 琴実 氏
おかだ・ことみ/東海大学 体育学部 体育学科卒。学生時代は保健体育の教員を目指して学ぶ傍ら、体育会女子ラクロス部に所属し部活動に励む。休日は6歳から所属している英語教育や国際交流を行う社会団体で英語劇に取り組む。2018年4月ワークポートに入社後、転職コンシェルジュ(※)として20代の若年層を中心とした求職者の転職サポートを行っている。

※ワークポートでは転職コンサルタントを「転職コンシェルジュ」と呼称しています。

人材業界の新卒MVP特集

新卒MVP。長い社会人人生でたった一度しか挑戦することができない尊い称号だ。数多くのライバルである同期を抑え、一番活躍した新卒社員のみが獲得できる新卒MVP。今回の特集では人材業界各社で活躍する新卒MVP社員にスポットをあて、活躍の秘訣を紐解いていく。

今回は人材紹介事業を展開する株式会社ワークポートで新卒MVPを受賞された転職コンシェルジュの岡田琴実氏にインタビューをおこなった。入社6ヵ月目にして個人目標200%以上の成績という圧倒的な成果を出し、ワークポートの新卒MVPを獲得した彼女の活躍の秘訣は何だろうか。

先輩の一言で仕事に対する考え方が変わった

「じつは、入社当初は慣れない仕事に戸惑うことが多かった」と話す岡田氏。

「配属されてから最初の2ヵ月間は教育担当の先輩にくっついて、転職相談の面談に同席しながら基本的な業務の進め方を必死で覚えました。その後転職コンシェルジュとして一人で求職者様の対応をするようになってからは、一日に何人もの方と面談をして、何十通もの応募書類を提出し、選考の進捗をこまめに連絡して…と、目の前にある業務に食らいつくのが精一杯な時期もありました。私自身は目標に向けて突き進むのが得意なタイプなのですが、あまりの目まぐるしさについ弱音を吐いてしまったこともあります」

そんな彼女を変えたのが、とある先輩の一言だったという。

「先輩から『自分で限界を決めてはダメ!“やることが多くて大変だ”と腐るのではなく、“成長できるチャンスがたくさんあって楽しい!”と思うようにしなさい。そうすれば前向きになれるから』と言われたのです。

そのときに、ネガティブな言葉はネガティブな感情しか生まないけれど、ポジティブな言葉に変換すると自分自身を鼓舞することができると気がつきました。『言葉や考え方ひとつでこんなにも気持ちが変わる』ということを知った瞬間でした。よく考えてみると、求職者様への伝え方ひとつにも気を配ることが大切だという転職コンシェルジュとしての教えにつながっているのだなと思いました」 

時に先輩からの熱い叱咤激励を受けながら突き進んだ結果、岡田氏は入社6ヵ月目に新卒MVPを受賞した。

「受賞式で突然自分の名前が呼ばれたときは驚きの気持ちでいっぱいでしたが、これまで支えてくださった先輩方の嬉しそうな顔を見ると自然と涙が溢れていました。このMVPの受賞を通じて、経験の浅い新卒でも前向きに努力していればできないことはないということ、そして素直な気持ちで吸収し、まずやってみることの大切さを実感しました。2年目となった今もその気持ちを忘れずに『成長できるチャンスがたくさんあって楽しい!』と連呼しながら(笑)、仕事に向き合っています」

がむしゃらに業務に取り組みながらも大きな成果を残せた理由について「徹底的に先輩の真似をしたから」だと語る。

「たとえば、求職者様に応募書類を提出していただく期限をお伝えするときも、単に『●日までにください』と伝えるのではなく、『こちらの企業は希望者が多数いるため、ライバルよりも早く選考に進むためにも、●日までにください』と、きちんと理由をつけてお伝えするなど、実際に先輩がやっている通りにしてみたことで成果を出すことができました」

「また、新卒だとわかると求職者様から不安がられたりすることもありました。そんなときは私自身の言葉として伝えるのではなく、公的機関のデータや新聞、ニュースなどから得た裏づけ情報を交えて話すように工夫しました。求職者様を第一に考え、メリットのある情報をお伝えすることで信頼関係を築いていけるように心がけました」

社会貢献性の高い仕事を求めて

成長できる環境を楽しみながら日々仕事に取り組んでいる岡田氏。入社前はどのような学生だったのだろうか。

「もともと好奇心が旺盛で、じっとしていることが苦手なタイプでした。大学時代は体育会の女子ラクロス部に所属して週5日は部活動、さらにその合間をぬってアルバイトや課外活動に明け暮れていました。

中でも6歳の頃から所属している英語教育や国際交流を行う団体での活動に力を入れており、毎週幼児から大学生まで幅広い世代の人とグループを組んで、自分たちで決めたテーマに合わせた英語劇を演じる活動を行っていました。この活動を通じて、表現することの楽しさを知ったのはもちろん、相手に伝える力やチームビルディング力を身につけることができたと感じています」

学生時代からアグレッシブに様々なことに取り組んでいた彼女は、「大学時代は保健体育の教員を目指していた」という。そこからなぜ、ワークポートへ入社する道を選んだのだろうか。

「もともと『大学を卒業してすぐに教員になっても、生徒たちを教える立場としては未熟なのではないか』という思いがあり、まずは一般企業に勤めて社会人経験を積んでから教員になろうと考えていました。その中でも多くの職業に触れることで、短期間で効率よく見聞を広げられそうな人材業界を志望していました」

「そんな中で、新卒の求人サイトを検索していてたまたまヒットしたのがワークポートです。当時の新卒採用のスローガンである『Now or Never(今しかない!)』という言葉が自分自身の考え方にリンクして、この会社を受けようと思いました。さらに実際に入社してみると、この仕事の社会貢献性の高さにやりがいを感じ、どんどんのめり込んでいきました。教員の仕事を通じて成したかった社会貢献以上のことを、ワークポートで実現できていることに満足しています」

2年目なりの目線で新しい仕事の仕方を模索していきたい

そんな岡田氏の今後の目標は何だろうか。

「2年目を迎え後輩もでき、これまでのように“新卒ブランド”が通用しない厳しさも感じています。しかし、ここもまた自分が大きく成長できるチャンスだと思っています。現状維持は衰退と同じ。マンネリせず2年目なりの目線で新しい仕事の仕方を模索していきたいと思っています。当面は現場の第一線で戦い続ける転職コンシェルジュとして、全社でトップの成績を上げることが目標です!」

また、後輩には「新卒だからといって遠慮せず、思っていること、やってみたいことをどんどん口に出して周りを巻き込んでいくことが大切だ」とアドバイスしているという。

「声を上げていれば必ず誰かが反応してくれるし、手を差し伸べてくれます。そうしてみんなで向上していければ、もっと大きな成果が出せると信じています」 

(HRog編集部)