【Indeed特別認定パートナー特集 #08】独自のデータベースから得た知識で全国の中小企業を元気に|株式会社メディアハウスエージェンシー

Indeed特別認定パートナー特集

インターネット上のあらゆる求人情報を検索できるサービス、Indeed。求人検索エンジンとして、求人情報の掲載とリスティング広告という2つの側面を持つ同サービスを取り扱う代理店には、人材業界やWEB広告業界をはじめ多種多様な企業が存在する。今回の特集ではIndeed特別認定パートナー企業にスポットを当て、彼らの戦略を紐解いていく。

(写真左)株式会社メディアハウスエージェンシー
アカウントエグゼクティブ
尾方 吾太 氏
おがた・こうた/旅行代理店で教育旅行を担当し企画・手配・添乗員まで行う。その後メディアハウスグループへ入社、セールスプロモーション領域で企業・店舗の販促ツールの企画・制作に携わる。大手結婚情報誌で、式場・レストラン・写真店の集客支援に従事。その後採用Webマーケティング部署の立ち上げ、専任となり現在に至る。

(写真右)Webマーケティンググループマネージャー
安田 光浩 氏
やすだ・みつひろ/総合広告代理店、エレクトロニクス企業での企業ブランディングや広報業務、新卒採用プロモーション会社などを経てメディアハウズエージェンシーに入社。その後、主にWEB媒体を活用した採用支援に携わる。現在は採用だけでなく、集客やブランディング支援など、全社グループ組織のWEBマーケティング支援を行っている。

Indeed効果事例をデータベース化

リクルートトップパートナーであるメディアハウスエージェンシーは、媒体選定から採用代行まであらゆる手法で母集団形成・採用コスト削減に向け全国の企業と伴走してきた。採用難易度の高い職種を扱う企業への解決の糸口としてIndeedの取り扱いをはじめた2015年頃の様子を尾方氏は語ってくれた。

「Indeedの取り扱いをはじめた当初はお客様にも満足いただけているが、どのような場合に効果的なのか、サービスに対する理解は深まっていない状態でした。どのエリア・職種でどれだけの応募を集めることができるのか、全くの未知数という状況の中、営業活動を進めていました。そのような状況を打破しようと、2018年頃からIndeed販促の強化を開始し、効果事例のデータベース化を進めていったんです」

「営業担当が職種・市区町村ごとの数値(表示回数・クリック数・応募数・採用数)を毎月登録し、事例をどんどん蓄積していくことで、中小企業様を含む全国の情報が集まり、どういう場合にIndeedは効果を発揮するのかが見えてきました。相場観のわからない地域でも効果や事例をすぐに出すことが出来るようになったので、現在では説得力を持ってお客様にご提案することが出来ています」

情熱を込めて、冷静に見極める

Indeed運用を進める上で重要なのは『情熱=主観性』と『冷静さ=客観性』の掛け合わせだと安田氏は続ける。

「ジョブディスクリプションは求職者へのラブレターのようなものなので、まずはそのアウトプットの質を高めていく必要がある。お客様が求める人材の定義を考えつつ、お客様の思いを求職者目線の言葉に落とし込んでいく。そうやって熱量をきちんと届けていくのが我々の役目だと考えています」

「我々は対面でのコミュニケーションを重視しているので、版元(メーカー)様が直接足を運べないような地方の企業様のもとへ行くことが出来るのは非常に大きな強みになっています。お客様は毎月やってくる営業担当に対し気軽に相談することが出来ますし、対面で話を伺うことで我々もお客様が持つ熱量を深くヒアリング出来ると考えています」

一方で、冷静に見極める必要があるのが「キーワード」だと言う。

「どれだけ思いを込めても実際に求職者の目に止まらなければ意味がないので、複数メディアの状況を常に確認・分析しながらキーワードの改善を進めています。社内では『主観と客観』という表現をよく使いますが、主観性だけでは効果を最大化することは出来ないし、客観性だけでは熱意を伝えることが出来ない。この両軸を掛け合わせることがお客様の採用を成功に導く上で重要なポイントだと考えています」

知識が蓄積・共有される組織づくり

採用領域の営業担当だけで100名以上のメンバーが所属する同社は、どのように育成・組織づくりを行っているのだろうか。

「現在100名の営業マンが全国で企業様とやり取りしています。弊社はもともと求人情報誌を扱っていたので、人材領域の知見は社内に蓄積されていました。加えてIndeedの取り扱いにあたり専門の運用チームを立ち上げたことで、早期に全国でIndeedのご提供が出来る体制を作ることが出来ました。運用面では、フロントの運用メンバーが各アカウントを持ちつつ、マネージャーによるチェックも定期的に行っています。社会情勢や採用市場の微妙な変化を常に気にしながら各企業様の目的を達成するためのKPIを立て運用しています」

「また、組織づくりの一環としてIndeed拡販にあたって受注金額上位のメンバーを称えるようにしています。頑張ったメンバーが注目されるような仕組みを意図的に取り入れ、拡販につながるようにしています。また、売上や受注の観点だけでなく応募数上位の営業担当も通知することで、効果の観点からも貢献を実感できるような仕組みにしています」

また、チームの編成にも工夫が目立つ。

「Indeedに限らずですが、お客様との取り引きが増えていく中で、各営業個人は専門知識を身に付けていましたが、それがチームとして集積されていませんでした。そこで派遣・全国チェーン・地域密着など企業属性ごとにチームを編成し、それぞれが持つの知識がしっかりチームで共有される仕組みが整っています。ジョブローテーションも頻繁に行っているので、人が変わってもチームに知見・ノウハウが残るようになっています。異動は拠点単位でも行われますので、東京のメンバーが名古屋にいくことで現地の知識レベルが一気に上がる、ということもしばしば発生しています」

「地方にはまだまだ情報弱者と呼ばれる方たちが多数存在するため、社内で成功パターンを確立しスピード感を持って地方に展開していく必要があります。弊社では『クライアントへ最適解を提供すること』を非常に重視していますので、各企業様の課題を検証しながら、Indeedを含む複数のソリューションで『全国の中小企業を元気にする』というミッションの達成を目指していきます」

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(HRog編集部)