23卒の39.9%が既に就活終了、株式会社ライボ調査

3月に就活情報が解禁され、23卒学生の就活が本格始動した。しかし年々就活ルールは形骸化してきており、実態との乖離がみられる。

株式会社ライボは同社が運営する「Job総研」において、2023年卒業の学生を対象に「23年卒 就活実態調査」を実施した。

調査結果は以下の通り。

23卒の90.9%が昨年中に就活を開始している

就活状況について尋ねたところ、23卒生全体の88.2%が「就活を開始している」と回答した。

就活を始めた時期については、「2021年6月より前」と回答した人が39.4%で最多だった。次いで「2021年6月〜8月」が38.5%、「2021年9月〜12月」が13.0%と続く。合計で90.9%の23卒生が昨年中に就活を開始していたことがわかった。

23卒の39.9%が既に就活を終えている

 2022年3月時点で内定を持っているか尋ねたところ、60.1%の学生が「持っている」と回答した。また、「就活を終えている」と回答した人は39.9%で、3分の1以上の学生が既に就活を終えていることが分かった。

内定の所持数については、「1社」が51.1%と最も多かった。内定が出た時期について尋ねたところ、「2022年1月~2月」と回答した学生が66.0%で最多だった。次いで2021年9月~12月と回答した人が37.5%と2番目に多く、3年生の春~夏に就活を開始し、秋~冬で内定を獲得した学生が多いことが分かる。

オンライン就活賛成派が66.0%

就活がオンライン主体になったことについての賛否を尋ねたところ、「賛成」を回答した人が66.0%で最多だった。「やや賛成」を含めると合計90.8%の23卒生がオンライン就活に賛成している。賛成の理由については、「移動などの交通費が浮くから」が92.1%で最多、次いで「同日に数社の選考を受けられる」が72.0%、「対面よりも緊張しない」が36.4%と続いた。

詳細結果はコチラ

学生側も企業側も、3月よりもかなり前倒しで活動を始めていることが分かる。それに合わせて前倒しするのか、それともあえて遅めの時期を狙うのか、自社の採用戦略に合った採用時期を検討する必要があるだろう。

調査概要

調査対象者:全国/男女
調査条件:2023年卒業の学生
調査期間:2022年3月2日~3月8日
サンプル数:238人
調査方法:インターネット調査

【参考URL】Job総研による『23年卒 就活実態調査』を実施 9割が昨年中に就活開始 6割が内定持ちで既に就活終える学生も