ITエンジニアの採用予算が上がった企業は24.7%、レバテック株式会社調査

レバテック株式会社は、同社が運営する転職エージェント「レバテックキャリア」において、中途採用担当者を対象にしたITエンジニアの採用動向を調査した。

調査結果は以下の通り。

ITエンジニアの採用予算が上がった企業は24.7%

例年に比べてITエンジニアの採用予算に変動があったか尋ねたところ、24.7%の人が「採用予算が上がった」と回答した。また、「採用予算が下がった」と回答した人は7.7%であった。

続いて採用予算が上がった企業に提示年収に変動があったか尋ねたところ、47.3%の人は「10万円未満上がった」と回答した。次に「10~50万円程度上がった」が25.7%、「51~100万円程度上がった」が20.3%と続いた。市場競争が激化するエンジニア採用において大きく提示年収が下がることは少ないだろう。

採用担当者が抱える課題は「面接通過率の低さ」が26.7%

エンジニア採用における課題を尋ねたところ、26.7%の人が「面接の通過率が低い」と回答し最多となった。次に「自社の魅力付けができない」が22.0%、「書類通過率が低い」が21.5%と続いた。

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今回の調査では、ITエンジニアの採用予算や提示金額を上げる企業もあり、価格競争が激化していると分かった。また人事担当者の多くは「面接通過率の低さ」に課題を抱えており、自社の需要にあったITエンジニアと出会えていないことが分かる。エンジニア採用の競争率が高まる中、エンジニア専門の採用担当を設置するなどの強化が必要だ。

調査概要

調査対象:中途採用担当者300名
調査実施年月:2022年5月24日~2022年5月27日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社

【参考記事】【中途エンジニア採用動向調査】採用予算を増やした企業のうち、5社に1社が提示年収を最大100万円引き上げ