インターネット上のあらゆる求人情報を検索できるサービス、Indeed。求人検索エンジンとして、求人情報の掲載とリスティング広告という2つの側面を持つ同サービスを取り扱う代理店には、人材業界やWEB広告業界をはじめ多種多様な企業が存在する。今回の特集ではIndeed特別認定パートナー企業にスポットを当て、彼らの戦略を紐解いていく。
アドプランナー株式会社
営業部 新規事業開発課 課長
佐原 琢夫 氏
さはら・たくお/1998年にアドプランナー株式会社へ新卒入社。アルバイト採用領域をメインに営業活動を行い、リクルート東海エリアで最優秀営業賞を受賞。2002年に東京へ異動し、外食産業大手企業を中心にアルバイト・中途・新卒採用を「外部人事」としてサポート。2016年よりIndeedとはじめとしたWEBマーケティング事業、採用実務アウトソーシング事業、留学生紹介事業など新たな採用ソリューション商品の立ち上げを行う。
大事にしているのは顧客に寄り添うこと
求人広告代理店として事業を展開し、Indeed認定シルバーパートナーのひとつであるアドプランナーグループ。東海・関東・関西に拠点を構える同社を支えるのは、創業以来変わらぬ思いだ。
「アドプランナーは東海地方でリクルートのトップパートナーとして事業展開し、1997年に東京営業所の設立、2002年にアルバイト採用領域部門を立ち上げ、外食産業大手企業を中心に顧客の採用課題に向き合うことで急激に成長を遂げました」
「事業が拡大しても変わらず大事にしているのが『人材戦略と広告・マーケティング戦略の2つの領域で、お客様の成長と発展を支援させていただくこと』です。掲載や応募を目標に置くのではなく、外部人事として、お客様にどのような貢献ができるのかという目線で、採用支援に取り組んできました」
お客様と寄り添い伴走するという理念は、掲載後の運用が重要となるIndeedとの相性が良いようだ。また、Indeedを扱う上でも「お客様の成長にコミットする意識は変わらず、採用課題を解決するためのツールとして、運用まで深く関わっていきます」と佐原氏は続ける。
「Indeedは採用単価のコントールが比較的容易なので、単価を抑えて1、2人採用したいというニーズにも答えていくことができます。もちろん、運用次第で100人規模の応募を生み出すことも可能です。
一方で、『今月中に10人採用したい』といった短期間で大量の採用ニーズに答えるのは、求人媒体のほうが得意としています。Indeedと媒体でそれぞれ強みが異なるので、お客様のニーズに合わせた提案を行っていますね」
「Indeedをメディアとして捉えるか、採用支援のツールとして捉えるかで守備範囲が異なってくると思います。我々はindeedを採用支援ツールとして捉えているので、多くの求職者に見てもらえるようにするのはもちろん、『応募したい!』『入社したい!』と思って頂けるような『採用ブランディングの提案』そして『採用手法の改善』にまで踏み込んだ提案を行っています」
顧客と伴走する営業マンを育てる独自の仕組み
顧客に寄り添い伴走することは、どんな営業マンにも簡単にできることではない。そのような営業マンを育てるための取り組みについて、佐原氏に聞いた。
「新人はまず探客段階で心が折れてしまいがちです。商品を売り込もうとし過ぎて、顧客からブロックされてしまうからです。それを解決する一つの施策として、新人たちには『人づくりの秘訣』というメディアでのインタビューと記事作成を行ってもらっています。
このメディアは会社としての強みや人材育成への思いを社長・役員の方に取材、記事として掲載しています。掲載料は無料です。つまり、新人の営業マンはこの無料コンテンツを使ってアポイントを取得し、ヒアリングとライティングの腕を磨くことができるんです。
無料ということでアポイントまでの敷居が非常に低く、更にお会いできるのも社長クラスの方たちです。そのような方々から話を聞き情報をまとめることは求人原稿を作成するための非常に良い練習になります」
「ある営業マンはこの無料掲載を使って、某グループ会社の社長様全員と会うことを目標にやっていました。一度接点が作れると、そこから紹介が広がり受注できるケースも多くあるんです。このような量と質を担保する施策を行うことで、営業マンの育成を図っています」
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(HRog編集部)