【22採用#02】2022卒の新卒ナビサイトを徹底調査。新型コロナウイルスの影響は?

カオス極める2022年新卒採用、企業のサービス利用動向を徹底分析

現在、新卒採用における採用手法は大きな広がりを見せています。従来のナビサイトのみにとどまらず、ダイレクトリクルーティングやインターンシップ、SNS採用、求人検索エンジンなど、企業・学生ともに選択肢が多様化しています。本特集では新卒採用サービスを提供する各社に話を聞き、新卒マーケットの今とこれからのトレンドを紐解きます。

今年も3月に2022卒(以下、22卒)ナビサイトがオープンしました。「オンライン採用元年」となった前年は、新卒採用を行っている多くの企業は今までの新卒採用手法を見直さざるを得ない状況となりました。

またその変化に対応するため、新卒サービスを提供する各社は様々な機能開発や販促手法の改善を進めてきています。そのような中で、新卒ナビサイトの利用状況はどのように変化しているのでしょうか? 株式会社フロッグが収集しているHRogリストのデータを元に、HRog編集部が調査しました。

記事を最後までお読み頂いた方には、本調査で使用したナビサイト掲載企業リストをプレゼントしております。ぜひご一読ください。

調査概要

集計対象媒体 :「リクナビ2021/2022」「マイナビ2021/2022」「キャリタス2021/2022」
調査対象期間 :2020年3月2日、2021年3月1日
※「ユニーク社数」は法人単位で重複を省いた社数です。
※引用・参照の際は当ページのURL記載、またはリンク設定をお願いします。

22卒ナビサイトの利用状況は?

まずは前年となる2021年卒採用(以下、21卒)のナビサイトと比較して22卒ナビサイトの利用状況がどのように変化したのか見ていきましょう。

HRogリストのデータを元に作成
新卒ナビサイト利用状況トピック

・三大ナビサイトすべてで掲載社数が前年比割れ。
・リクナビは「リクナビダイレクト」終了を受け掲載社数が前年比50%割れ。
・キャリタスがリクナビに掲載社数で逆転。

3日1日のナビサイトオープン時点での三大ナビサイト(リクナビ・マイナビ・キャリタス)のユニーク掲載社数は36,991社。前年と比較すると掲載社数は10,571社の減少(前年比78%)となりました。

ナビサイト別に掲載社数の推移を見てみると、3月1日時点でのリクナビ2022の掲載社数は10,654社。前年から13,175社の減少(前年比45%)となり、掲載社数が半減していることが分かりました。これはリクルートキャリアが運営していた新卒・既卒向けのダイレクトリクルーティングサービス『リクナビダイレクト』が終了したことにより、『リクナビダイレクト』転載求人がなくなったことが大きな理由の一つとなります。

リクナビダイレクトとは

株式会社リクルートキャリアが運営する、新卒・既卒向けのダイレクトリクルーティングサービス。リクナビへも自動で求人が掲載される。掲載求人は中小企業が多い。2021年3月31日にサービス終了。
参考記事:中小企業向け新卒・既卒採用サービス『リクナビダイレクト』終了のお知らせ

また前年は掲載社数を伸ばしていたマイナビ2022(掲載社数:23,317社・前年比94%)・キャリタス2022(掲載社数:16,117社・前年比98%)も、今年はわずかに掲載社数を落としています。

新型コロナウイルスの影響で新卒採用市場そのものが縮小したのか、それともオンライン採用への対応に伴いナビサイトを利用することを取りやめたのか、各企業の動向が気になるところです。

21卒採用から22卒採用でナビ利用動向はどう変わった?

前年に引き続き、今回もナビサイトの利用状況別に企業を下記の4グループに分類。それぞれの企業グループの割合や特徴を調べました。

21卒から22卒にかけて、企業の利用状況はどのように変化しているのでしょうか?

HRogリストのデータを元に作成
新卒ナビサイト利用状況の変化トピック

・21卒ナビサイトを利用していた企業のうち、約4割(18,075社・38%)にあたる企業が22卒ナビサイトの利用を取りやめている。
・21卒・22卒ナビサイト利用企業(29,487社)のうち、21卒と利用するナビサイトを変えた企業は10,543社。
・22卒採用から新たにナビサイトの利用をはじめた企業は7,504社。前年比で新規利用企業数は減少傾向。

3月1日のナビサイトオープン時点での比較では、21卒ナビサイトを利用していた企業の38%、18,075社が22卒ナビサイトの利用を中止。いわゆる「ナビ離れ」を起こしていました。

また前回の記事によると、20卒から21卒にかけてナビ離れを起こした企業数は12,354社。前年と比較すると約1.5倍の企業数がナビサイト利用を取りやめていることが分かりました。

一方で、22卒採用から新たにナビサイトの利用を始めた企業は7,504社。前回の調査と比較すると、新規のナビサイト利用社数は13,631社(19卒→20卒)、9,639社(20卒→21卒)、7,504社(21卒→22卒)と、新規開拓の難易度が上がっている様子もうかがえます。

今回は3つのナビサイトの利用状況をまとめてお伝えしています。ナビサイト別の利用状況の変化は後日公開予定の「2022卒新卒ナビサイト求人数速報レポート(WP)」でお伝えする予定です。

それでは各企業グループの特徴はどのようなものなのでしょうか?

ナビ利用企業の特徴は?

「電気・機械」業種はナビサイト継続利用が多い傾向に

HRogリストのデータを元に作成

※空欄またはデータ取得できなかった求人は集計対象から除外しています。

業種別にみると、22卒採用でナビ利用を開始した企業は「サービス/レジャー/フード」業種が多いことが分かりました。一方でナビ利用を停止した企業も「サービス/レジャー/フード」業種が多くなっています。もともと人手不足が深刻な業界ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で売上が下落した企業も多かったため、ナビ利用を取りやめた企業が増えていることが予想されます。

また21卒・22卒ナビサイトをどちらも利用している「乗換」「継続」企業は「住宅/不動産/建設/土木」「機械/電気/電子/自動車」などものづくりの業界が多いことが分かりました。

ナビを引き続き利用する企業の規模は100人~1000人

HRogリストのデータを元に作成

※空欄またはデータ取得できなかった求人は集計対象から除外しています。

従業員別にみると、ナビサイト利用企業のボリュームゾーンは従業員数100~300人の中堅企業であることが分かりました。また21卒・22卒ナビサイトをどちらも利用している「乗換」「継続」企業は従業員数100~1,000人の会社が多くなっています。

ある程度規模が大きい会社では、利用学生が多く応募の母数を確保できるナビサイトを引き続き使っている企業が多いようです。

採用人数11名以上の企業が継続利用の傾向

HRogリストのデータを元に作成

採用人数別にみると、ナビサイト利用をやめた企業の87%が採用予定人数10名以下であることが分かりました。

21卒・22卒ナビサイトどちらも利用している「乗換」「継続」企業のうち、採用予定人数が11名以上であるところが30%を超えている点からも、ナビサイトは採用人数の多い企業で重宝されていることがうかがえます。

まとめ

今回は21卒ナビサイトと22卒ナビサイトの求人データを比較し、ナビサイト利用状況の変化を調査しました。HRog編集部では新卒採用市場の動きを引き続き見ていきたいと思います。

おまけ

今回、本記事で利用した企業ごとのナビサイト利用状況データを実社名付きで無料でプレゼントしております。ご興味のある方は下記からお気軽にダウンロードしてください。

【無料】新卒系媒体出稿状況まとめリスト プレゼント

集計対象媒体 :「リクナビ2021/2022」「マイナビ2021/2022」「キャリタス2021/2022」
集計対象期間 :2020年3月2日、2021年3月1日
閲覧可能データ:社名、郵便番号、本社住所、電話番号、企業URL、業種、事業内容、従業員数、売上高、資本金、設立年、勤務地、仕事内容、採用予定人数、各社ナビサイトの掲載有無 など

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